ソニーの新しいワイヤレスヘッドセットを買いました。
ソニー製品のワイヤレスヘッドセットに関しては、ずいぶん前に発売されたMDR-EX31を通勤用と運動用に使っています。この製品は親指サイズの本体から有線ヘッドフォンが伸びているもので、本体とスマホはBluetoothで接続します。ちゃんと動きはするのですが、使い勝手が悪いうえにノイズキャンセルが甘く、ソニー製品としてはかなり落胆する仕上がりでした。ローエンドですのできっとODMなのでしょう。また、COVID-19が蔓延してからAftershokzの骨電動ヘッドセットも使っていました。こちらは気軽に使えたのですが、割とすぐ故障してしまって後続品は買っていません。
Bluetoothヘッドセットはこの2機種を使いましたが、どちらも機器の切り替えにはフラストレーションがたまりました。このご時世ですので、ヘッドセットを接続したい機器は複数です。私の場合は
と5機あります。これらを切り替えるたびにイライラしていました。
Bluetoothヘッドセットは大抵の場合2台の同時接続まで許しており、機器側からの着信要求、再生要求に応じて接続形態が変わります*1。
問題は、ペアリングしているが接続していない機器との機器です*2。Aftershockzはこの切り替えを機器側(PC、スマホ、タブレット )からの接続要求で行います。不満はありますが、できないよりましと言うところ。問題はラジオのBluetoothアダプタには接続要求機能が無いことです。これは非常に面倒で、結局ペアリングを都度やり直しになり、ラジオのBlueetoothアダプタは使わなくなってしまいました*3。一方、MDR-EX31には機器側からの接続要求で切り替える機能は電源ON時にしか機能しません。結局、切り替えのたびにMDR-31は電源をOFF/ONしており、面倒なことこの上ありませんでした。
さて、WF-1000XM5です。いわゆるトゥルー・ワイヤレスと呼ばれる製品で、両耳に差し込んで使うものです。この手のものを買うのは初めてで、通勤時に使うことを想定しています。
実のところ一番気にしていたのが機器の切り替え機能ですが、結論から言えば杞憂でした。非常に良いです。ペアリングしている機器との接続は次のようにします。
- 機器から接続要求を出す。
- スマホの制御アプリから明示的に接続先を切り替える
これで全部解決です。スマホをコントローラにすることでラジオのBluetoothアダプタともあっさりつながります。
一番気にしていたのが接続性と言うのも変な話ですが、音質に関しては私がわざわざ書く必要はないでしょう。多くのサイトで評されている通り、きわめて強力なノイズキャンセラが作り出す静けさの中でクリアな音が再生されます。
外音取り込み機能のおかげで電車を降りたら簡単にノイズキャンセラをオフにできますし、自分がしゃべればやはりノイズキャンセラと音楽再生がオフになるので、コンビニの買い物などで困ることはありません。
耳に強く差し込むため違和感がありますが、これで通勤時の苦痛がだいぶ軽減されそうです。