登別 大湯沼

家族と北海道に行ってきました。COVID-19禍を挟んで実に4年ぶりです。

一泊目は登別でしたが、ここを選んだのはどちらかと言うと黒松内に近いという理由です。我が家は二人して黒松内の食べ物の大ファンなので、近年の北海道旅行では欠かさず訪れています。4年ぶりでしたが道の駅で食べるピザは相変わらずの大人気、そして現地の畜産物のおいしさがギュッと詰まった変わらぬおいしさでした。


さて、そういう理由で宿泊地に選んだ登別ですが、宿は静かでご飯もおいしく、こちらも大満足でした。自宅がある横浜は夜になっても何かしらの音が聞こえます。静かに眠ることこの贅沢を堪能した夜でした。

2日目は移動日でしたが、その前に登別の大湯沼に立ち寄りました。ここは日和山の爆裂火口跡だそうです。沼と名前がついていますが、表面温度が40度とも50度ともいわれる巨大な硫黄泉です。場所によっては130度の熱水が噴出しているそうで、物理的にも化学的にも厳しい環境であるため、見ての通り大変荒々しい景色となっています。

大湯沼

少し離れたところには奥の湯という名の小さな沼があります。「小さな沼」と書くと何ともないようですが、実態は硫黄泉が激しく湧く沼で、表面温度が80度前後にもなるとのこと。沼の上は蒸気に覆われ、およそ景色を撮るに向いていません。写真は撮ったもののこれこの通り。地獄のような様相でした。

奥の湯

付近の散策路を少し歩いてみたところ、小さな花が咲いていました。案内板によればこれはイソツツジです。イソツツジは初夏の北海道ではあちこちで目にしますが、花が密集して毬のようになります。花の時期は7月で終わるとのこと。湯に近いところで育って季節感覚が狂ったのでしょうか。

イソツツジ
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