ThinkPad x220をFull HDディスプレイ化しました。
購入時は「リストアしない」と言っていましたが、考えてみるとずいぶん手を入れてしまっています。
ついでに一部割れていた天板も交換したので、ずいぶん見た目がきれいになりました。
12inchモデルであるThinPad x220をFull HD化するとずいぶん文字が小さくなります。老眼には厳しいサイズですが、昨今のアプリケーションはステータスバー、メニューバー、その他もろもろの表示面積が大きく、肝心のコンテンツ表示領域が圧迫されます。
Full HD化でいろいろなものを余裕をもって表示できるようになりました。
ThinkPadは世界中に多くの愛好家がいるため、非常に多くのリソースが提供されています。
今回はnitrocaster氏のX220/X230 FHD mod kitを使用しました。
丁寧な解説がついていますので作業方法に特に困ることはないでしょう。一番大変だったのははんだ付けです。目が悪い人は顕微鏡が無いと厳しいかもしれません。
パネルはebayでLG LP125WF4-SPB1を購入しました。
パネル交換後はUbuntuのログイン画面が表示されなくなります。これもブログを参考にして解決しました。
hanjuku-am2.hatenablog.com
cpコマンドのディスティネーションが"~gdm"となっていて(ん?)と首をかしげました。~の後ろにユーザー名、グループ名が来た時にはそのホームディレクトリを示します。ログイン前はどのユーザーあるいはグループでもないため、ログイン画面をGUIとして提供するユーザーグループとしてgdmが設けられているのです。そのユーザーグループの画面表示方法を強制してやる、というのがリンク先の作業の趣旨です。
sudo cp ~/.config/monitors.xml ~gdm/.config/
なお、Mateデスクトップの場合にはグループ名がlightdmになります
sudo cp ~/.config/monitors.xml ~lightdm/.config/
Linuxについてはまぁまぁ知っているつもりです。が、こうして普段触らないところの話になると、ぎょっとするような文字列が出てくるのがUnix系列らしいです。
とまれ、これでx220の寿命はずいぶん延命されました。もう5年くらい頑張ることができるかな?