x86版のChromeOSであるCloudreadyをThinkapd x220にインストールしました。
備忘録として残しておきます。
インストールするときにはUEFIとBIOSの両方でブートできるようにしておく
これに引っかかって、しばらくはUSB大容量記憶装置からブートできませんでした。
デュアルブートするときにはディスクごとに1OS
最近はどのOSもこれを推奨しているようです。Windows 10がアップデート時にCloudreadyをぶっ壊したからデュアルブートは禁止になった、という話を目にしましたが事実かどうかわかりません。
なんにせよ、UEFI下のデュアルブートはかなりトリッキーなので、避けるに越したことはないでしょう。複数OSをインストールすときにはディスクを分けましょう。
Cloudreadyはインストール先を選ばせない
これにはたまげました。USBメモリで起動して/dev/sdbにインストールしたかったのですが、どこにインストールするか選ばせないまま「ディスクを消すからな」と散々警告され、/dev/sdaの内容を消されました。ひどい(笑)。
/dev/sdaの内容はいつでも再インストールできるようにスクリプトを作っているので特に困らなかったですが、皆さんは気をつけてください。/dev/sdbにインストールするときには、/dev/sdaを抜いておきます。
カスタム化して使うOSではない
私は最近かな漢字変換のon/offを半角/全角キーからCAPSLOCKに変更しています。しかしながら、Cloudreadyはこのようなカスタム化はできません。かんたんなキーの入れ替えがあるくらいです。
「IT系の技術者はChromeOSいっちょでどこでもさくっとプログラムしている」
という印象を持っていたのですが、ひょっとすると彼らはカスタム化などというまだるっこしいことはしないのかもしれません。無論ハッカーならば話は別です。
それはともかく「変換」キーで日本語入力ON、「無変換」キーで日本語入力OFFというChromeOS式のキーバインドが気に入ったので、こちらに移行しようかと思っています。
まとめ
現在、ThinkPad x220は以下のような構成になっており、BIOSのブートメニューで切り替えるようにしています。
- /dev/sda : 250GB Ubuntu 20.04 LTS
- /dev/sdb : 120GB Chromeready
主記憶は16GBです。中古で入手とはいえ、一時期どんどんハードウェアを増強したので、ブラウザ・アプリケーションを動かすくらいならなんの問題もありません。DisplayPortから外部接続に接続することだってできます。
しばらくはこの構成で使っていきます。