携帯電話を嫌がって決して持とうとしない家族のために、私が予備機として管理しているスマホがあります。これをMotorolaのMoto G53y 5GからG64 5Gに更新しました。
この話にはどうでもいい細かいところがたくさんあるのですが、私が強調したいのはこの一言
です。
Moto G53yという呪い
Motorolaは2023年にMoto G53yという機種を日本向けに販売しました。主記憶8GBのこの機種の姉妹機としてY! mobileが主記憶4GBにさせたのがMoto G53yです。いらんことしやがって、というのが私の率直な感想です。
買ってからわかったことですが、Android 13*1では、主記憶4GBのAndroidスマホでできるのは「電話をする」「メールを読む」といったシングルタスクが目いっぱいです。「メールの中のリンクをクリックしてWEBページを読む」といったことをすると、メモリ不足でメールアプリが勝手に閉じているなんてことが頻発しました。
こういう、タスクが重なった状態でメモリが足りないときに元のタスクが終了するというのは、Androidとしては想定した動きです。ただし、この動作はパスワード・マネージャを使う時には致命的です。
- アプリにログオンする必要がある
- パスワード・マネージャからパスワードを持って来る
- アプリが終了している
最悪です。当然、パス・ワードマネージャに限らず仕事で使うソフトでこんなことが頻発するようでは話になりません。結局、本来私が仕事で使うために買ったG53yは早々にお払い箱となり、外出時の電話にしか使わない家族のために引き出しの中にしまわれることになりました。
ちなみにこのG53yとG53jは主記憶容量(つまりサクサク感と安定性)が違うだけです。当然主記憶8GBのG53jのほうが4GBのG53yよりもさくさく動いて安定して動作します。なのに、価格.comのユーザーレビューでは評価が逆転しています。
購入者満足度であって、比較レビューによる公平な採点じゃないんですよね。購入者レビューは、レビューした人の使い方が自分と一致しないと全く参考にならないという落とし穴がよくわかります。
事情の変化
その後、私の側の事情と、G53yがいよいよ怖くなったので機種を変更することにしました。
私の側の事情は、バイクのナビに使っていた7年前のスマホが、どうにも遅くて使いずらいことです。ナビの実行中に動作不良を起こす事にはほとほと参りました。
wakimiunten.hatenablog.com
G53y側の問題ですが、キャリアの管理アプリであるMy UQ mobileが、メモリ不足による不調と思われる挙動を見せたのが決定的になりました。ユーザー評価そのものも低いアプリなのですが、手元で起きる現象はまさにメモリ不足だったので、もうこれをスマホとして使うのはあきらめようと思った次第です。
ということで、G53yをバイクのナビ専用に降格し、家族用のバックアップ機として1台買ったのがG64です。