タイトルの通りですが、ThinkPad X220をディスク暗号化してUbuntu MateとVoid Linuxをインストールしました。/bootも暗号化しています。
以上。
と言うことができればどれほどよかったことか。えらく難儀しました。発端はUbuntuからUbuntu Mateへの移行です。ThinkPadは今ではすっかり居間のブラウズマシンとなっており、主用途は居間で思いついたことの調べ物です。あと、ついでにツイッターとYoutube、まれにVisual Stuido Codeを立ち上げていますがハードにプログラミングをする気にはなりません。
と言うことで動けば何でもいい状態なのですが、長年使ってきたUbuntuの赤っぽさに段々疲れてきました。何のことかわからない人も多いと思いますが、キーワード"Ubuntu"で画像検索すれば私の言っていることがわかると思います。
随分前にちょっとだけ味見したことのあるUbuntu Mateをお試しでThinkPadに入れてみたところ、気分が軽くなり使い心地にとりたてて違和感もないのでこれで行くことにしました。と、ここで終わればよかったのですが
「そういえばほかのLinuxがどんなものか試してみたい」
から始まり、Antix Linuxを試し、
「Void Linuxが面白そう」
に行きつき、
「せっかくだからデュアルブートで試したい」
に至り、当然
「ちゃんと暗号化した状態でデュアルブートしたい」
まで希望が膨れ上がりました。
ここで私がどれだけ苦労したかを書いても仕方ないので、大変勉強させていただいたページのお礼だけしておきます。
myn.hatenablog.jp暗号化に関してはほぼ何も知らない状態から始めましたが、このページから読み始めてLUKSの仕組みや、あいまいにしか理解していなかったLVMの動作、GRUBからカーネルへのinitramfsによる安全なキーの受け渡しなど、非常に勉強になりました。ありがとうございます。
さて、いろいろと勉強してわかるようになったのはいいのですが、私は手作業をやらせるとあらゆる種類の間違いを起こすタイプの人間です。ですので、暗号化インストールを支援するスクリプト「Kaiten-yaki」を作りました。その結果X220のディスク暗号化&デュアルブートも無事終わりましたので、スクリプトを公開します。
github.comUUbuntuとVoid Linuxに対応しています。興味のある方はどうぞ。