家族から頼まれていたシャッター式雨戸と折り畳み式物干し台の修理をしました。
雨戸の修理は恒例です。このブログにも何度か書いていますが、我が家のシャッター式雨戸はロックがしょっちゅう故障して開かなくなります。
原因は雨戸のロック機構にごみが入り込み、動作が渋くなることにあります。そのため、シャッター下部のバーを引いてもロックが外れず、雨戸が開かなくなります。
対策としては雨戸を分解してロック機構を取り出し、中性洗剤で洗ってごみを取り除くしかありません。
分解の手順は以下の通りです。
- シャッターのレールを左右とも外す。
- シャッターにある台形の留め具(写真中央下)を外す。
- ロック機構を引き抜く
シャッターのレールはサッシにねじ止めしてあります。写真では中央やや左に見える白っぽいねじがそれです。ねじを外すとシャッターのレールが外せますので、上にあるシャッターの格納部に気を付けながらレールを外します。
台形の留め具はねじを緩めるだけで外れます。
ロック機構の写真は過去のエントリにありますのでそちらを参照してください。中性洗剤に漬け、ゆすったりロック機構を動かしているとどんどん汚れが取れていきます。
最後によく乾かし、ほんの少し油をさしてやると動きが滑らかになります。あとは分解と逆順で組み立てていけば完了です。
工程ごとに写真を撮っておけば組み立てに迷わないでしょう。
過去の修理では、シャッターが格納部に巻き取られて往生したり、ネジ山がきつくてなめてしまうなどのトラブルもありました。このブログを参考に自分でやってみようという方は十分に気を付けてください。巻き上げは致命的に近いトラブルです。業者を呼ぶことになるかもしれません。怖い場合は丸めた雑誌でも用意して、荷造り用のテープでしっかりとシャッターに貼り付けて置けば巻き込まれずにすむでしょう。
さて、この修理は雨戸が開かないと始まりません。写真を見て分かるように、閉まった状態ではレールを外せないからです*1。雨戸が開かなくなるトラブルなので、修理にもっていくまでが大変です。
どうしても開かない場合は、レールと留め具の間からロック機構の回転軸を狙って潤滑油を吹き付けてみてください。しばらく放置しておくと動くようになるかもしれません。動くようになってもゴミは流れていないため、すぐに修理する必要があります。放置してさらにゴミが付着した場合、二度と開かなくなるかもしれません。
何しろ旧式なので、もう新しい住宅には使われていないかもしれませんが、自分向けの備忘録の集大成として記しておきます。
折り畳み物干し台は、パイプを樹脂製のジョイントに固定するネジがバカになっていました。ドリルで穴をあけ、新しい木ネジで締めこんで修理完了です。
*1:とはいえ、レールのねじを全部外せば雨戸が開かなくてもレールが外れるような気はする。レールの落下に注意