自分で本を解体し、スキャンして電子書籍化することを、どういうわけか「自炊」というそうです。理由はわかりません。
ま、「自裁」じゃ切腹になりますからね*1。
今本棚にある本をPDF化してOCRテキスト化しておくと、外出先でも読めますし、何らかの情報を探すときに検索が使えるメリットもあります。
もっとも、こういうことをするのなら、25年前にやりたかったですね。素人が研究者に太刀打ちできない最大の点は
- 部屋の中の本の数
- 歩いていける距離にある本の数
が全く違うことです。特に部屋の中の本の数は致命的です。都市生活者は必然的に読んだ本を捨てなければなりませんが、そうすると、文献の引用は必然的に「だったと思う」になります。時々、「文献リストくらいちゃんと書け」と言われるのですが、そんなものはじめからあきらめざるを得ません。
大学在学中から読んだ本のすべての本を電子化して持つことが可能だったら、すこしは私の知的レベルも上がったかもしれません。なんてことを考えていたら、今さらこの人生であがいても無駄な気がしてきました。
自炊は来世でやりましょうか。