キーワード「リーマン予想」を登録。簡単に調べた結果を書いておきました。何でもなさそうな方程式からシンプルな解が予想されて、それが恐ろしく困難といった問題に数学者と呼ばれる人はひきつけられるようです。
Amazonにも洋書ながらDr.Riemann's Zerosという本があります。ISBN:1843541017。レビューによると解けてない分説明も難しいとの事。フェルマーの定理の時には解けたあとも数学者達の挑戦をドラマチックに書き上げた本は見当たらなかったので*1、なんとなく著者の力量不足じゃないかとも思います。
さて、今回のリーマン予想はクレイ数学研究所から懸賞金が掛けられています。…ここもボストンかよ。クレイリサーチの名前もサイトに乗っていますが、設立はボストンのビジネスマン、クレイ氏によるとなっています。セイモア・"クレイジー"・クレイ*2の親戚なのかな?⇒違いました。研究所の名前はCLAY、スーパーコンピューターはCRAYね。日本人殺しの名前だよ、この人たち。ちなみに「クレイ・リサーチは今はCRAY INCじゃなかったっけ」と思っていたら、やっぱりそうでした。先のクレイ・リサーチは、"Clay Reaarch Fellow"つまり、Clay研究所の研究者という言葉の一部だったのですね。
ぎゃふん。
名前がにているだけじゃない
クレイ数学研究所が懸賞金を掛けている問題は、
- Birch and Swinnerton-Dyer Conjecture
- Hodge Conjecture
- Navier-Stokes Equations
- P vs NP
- Poincaré Conjecture
- Riemann Hypothesis
- Yang-Mills Theory
です。どうせ翻訳しても私にはワカリマセンが、名前を知っているのだけ挙げると
といったところ。ポアンカレ予想はカオスの話でよく名前を聞きます*1。リーマン予想は今回の話ですね。ナビエ=ストークス方程式は流体(液体や気体)の挙動を記述する見た目は簡単な方程式なのですが、解析的に解けないことが知られています。もう少し易しく言うと、誰にも解き方がわからない(^^;。でも正しいことはわかってるんですねぇ。こういうところが物理学と結びついた数学のいとおかしなところです。
ナビエ=ストークス方程式は解析的には解けないものの、船、自動車、航空機の燃費、戦闘機の格闘能力といった企業や国家の浮沈にかかわる問題とダイレクトに結びついています。仕方が無いのでスーパーコンピューターでシミュレーションしまくるわけです。
訳しただけでも三つのうち二つが、スーパーコンピューターがらみです*2。CLAY研究所とCrazy Cray。伊達に名前が似ているわけじゃないんですね。
我々は休まない
「そういえばはてな海外日記に数学を研究している人が居たな」と思いだしました。名前を失念していたので数学者ヒルベルトあたりから調査。id:sou_okadaさんでした。この方もマサチューセッツ州です。…って、日記に金曜は休みって書いてある!
http://d.hatena.ne.jp/sou_okada/20040609
毎日FoodnetworkとCartoon Networkしか見てないもんなぁ。しかしおそらく影響は無いだろうと思って同僚に尋ねたら、「休みは州関係の施設だけよ」との事。そしてさらに「ま、そうじゃないとしても、うちの会社は働くけどね」。そうでしょう、そうですよね。
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イオンがシャープと取引中止、液晶テレビ販売問題で
わかりやすくていいですね。
てめぇの知的財産なんか知ったことじゃねーんだよ。商売の邪魔しやがってこの馬鹿。他の奴等もよく見てやがれ、なめたまねしやがったらぶっ潰すからな
と、言う意味です。イオングループいらね。
統計の勉強をしよう。
月の小遣い4400円減少 会社員22年ぶり3万円台
毎度毎度思うことですが、この手の小遣い統計は意味がありません。家計の様子を知りたいのなら、サラリーマンの小遣いではなく収入と支出の推移を調べるべきです。お小遣いの様子を知りたいのなら、全体や年齢別じゃなくて収入別で集計すべきです。子供の数や住宅ローンの有り無しで場合わけしてくれたらなおよし。
統計だけはゆとり教育とかやめてびしっと教育してくれないものでしょうか。情報が溢れているだけに、質の低い情報を垂れ流しにされると実に困ります。分散とか何とかの前に、統計の意味を見抜く力を養ってほしいです。これだってそれなりにお金を掛けて調査しているんでしょうに。