はてな本社移転に関して考えた、割とどうでもいい事

はてな本社の京都移転については、itmediaなんかでも取り上げられるなど注目度が高いです。で、これに関して

という意見が出ています。これらは、

今回の京都移転が1つのきっかけになって、昨年末から数名のスタッフが退職しましたが、面白かったのは退職したメンバーも今回の京都移転について「はてなにとってはよい決断」と応援してくれていることです。

が引き金になって書かれたエントリです。この引き金は引用部後半の文章がいろいろ取りざたされていますが、私は後半部にはあまり関心ありません。当事者の心象なんかわからん。いざとなったらさっさと転進しないといけないのが新興企業だし、そのときじくじくと(あのとき本心はどうだったんだろう)なんて考えている余裕はありません。前を見て走るのみ。「近藤サン、ちょっと裏まで来てくれ」と、裏と呼ぶには程遠い高幡不動尊まで呼び出して「俺たちは京都についていく事はできん」と言ったかどうか、詮索*1しても仕方が無いことです。
私が興味があったのは、辞めた人たちが本社京都移転をきっかけに辞めたというそのこと自身です。本当の理由は単純ではないと思いますが、はてなは本社が川崎に進出してからたくさん人を雇いましたものね。雇われた人としては、転勤かぁなどと考えるわけです。そこに興味がありました。
はてなの京都屯所本社は壬生に程近い烏丸御池です。
「壬生じゃないのかぁ」
とどうでもいい事を考えながらGoogle Mapsを眺めていて、あっと気づきました。
「さすが近藤サン、御所を固めたか」
そう、烏丸御池京都御所の西にある蛤御門まで眼と鼻の先です。伏見の屋敷から北上してきた長州の軍勢(表向きは嘆願活動)を街道で真っ向から迎え撃つつもりです。蘇我天竜寺と山崎天王山の軍勢はそれぞれロームサントリーに任せるのでしょう。
話がそれた。
私が関心を持ったのは京都の通勤事情、住宅事情。で、検索したら早速こんなページがトップに躍り出ました。

絶望したっ!ユニークな視点のつもりの自分に絶望したっ!
まぁともかく、ちょっと古いのを我慢すれば自転車で15分のところに2DKの家が見つかるのが京都だそうで。二条城前なら、朝早く長州が事を起こしたときにも家から直接…もうええっつーの。で、二条城前駅のあたりって、Google Mapで見るとこんな感じです
前略おふくろ様:都会暮らしには、もう疲れました。
いやだなぁ。もう市街地はうんざりです。でも、烏丸御池は京都の中心です。郊外に住むとなると電車通勤ですよねぇ。ええええ?仮に私がはてな社員だとしてですよ、今の家を売って、知らない町に引っ越してかつ、そこから町の中心まで電車通勤ですか?いやだなぁ。転職なら仕方ないけど、会社が引っ越すなら京都郊外にしてほしいです。
東京本社を作るとき、そこと山手線の距離が重要な因子だというのは、しぶしぶながら認めます。だって先端や中心で走り回って仕事をしている人たちの多くがその当たりにいるんだから。その近くに会社を作るメリットなんか、私にだってわかります。
でも、社長が一大決心して創業の地に戻るわけです。そこは先端ビジネスの中心ではない。そこに納得したとしても、私が社員なら京都市のど真ん中に本社を移すからついて来いってのは反発するなぁ。id:jkondoさんは確かアメリカを自転車で縦断してましたし、Hatena USは市街地と言えども日本のそれと違って比較的緑の多いところ*2です。
住む、生きる、と言う事について何かを感じ、それを自分の会社に反映しようとは思わなかったのかなぁ、とSilicon Valeyから眼と鼻の先*3にある、出張先のLA郊外のホテルでなかなか治らない風邪のおかげで外出もままならない3連休に考えました。そう遠くない町の住宅には裏庭にはプールがあります。
社長というひとは、自分の生活観を会社に映し出せる数少ない種類の人です。私なら、自分の思想を反映するだろう会社を日本の都市のど真ん中に作る事はなるべく避けます。そう思うようになった人生を送ってきました。
人生を送ってきた、と言える歳になったんだなぁ。

*1:妄想です

*2:ストリートビューも使えるので、是非

*3:Hatena Incからたったの500km