タイトルで言いたいことは終わりなのですが、少し詳しく書いておきます。
電子書籍の購入はもっぱら紀伊国屋書店で行っており、Android端末上で紀伊国屋の純正アプリKinoppyで読んでいます。もう、8年くらい使っています。これが以前と比べると随分使いやすくなりました。
Kinoppyの良いところを挙げると
- 起動時に広告を表示しない
- 本棚をアプリで編集できる
- 整理した本棚がアプリ間で同期される
と言ったところです。正直、できて当たり前の機能だと思うのですが、私が知る限りKindleのAndroid / iOSアプリはこれができません。
Kindleはとにかく広告がうるさすぎます。
「いいや違う、これは広告ではなくお勧めです」
くらい言ってきそうですが、広告ですよ。お金を出して本を買ってそれを読もうとしているのに、広告をうるさく表示してくる。そして、アプリで本棚(Kindle用語ではライブラリ)を編集することができません。編集したければAmazonの自分のアカウントのわかりにくいメニューをたどって編集画面から編集する必要があります。この編集がまた恐ろしくめんどくさい。
全般的に、Kindleは安い価格でユーザーを囲い込み、買った魚には餌をやらないという態度がはっきりしています。できれば使いたくないのですが、bit誌の電子版バックナンバーは紀伊国屋にはおろされていないため、泣く泣くAmazonで買っています。
紀伊国屋の弱さはサーバーでしょう。さすがに世界で一番儲かっているEコマースサイトにはかないません。それでも、以前に比べれば天と地ほどよくなりました。私が紀伊国屋のWEBサイトを使い始めたころは発狂するほど応答が遅いことがしょっちゅうでしたが、今は納得できる速度です。
セールのたびに安く本を買って次々に読み捨てていく人はAmazonが向いていると思いますが、読みたい本を買って後から読み直す人は、きっと紀伊国屋のKinoppyを好きになるでしょう。