FT2232デバイスの不安定性

USBハブを通すと安定して動くデバイスが、MacBook直結だとうまく動かないと言う話。

LCD付属のハブを通すと…

こんな感じ.この状態で,仮想環境上でも期待通りに動く.
しかし,BTE067をMacBookProに直で挿すと,デバイス名が…

こんな感じ.BTE067上にある,通電を示す赤ランプも消える.

当てずっぽうですが、MacBookのUSBの電源供給能力ってことはないでしょうか。BTE067をThinkPadに挿したときには正常動作するのに、USBハブに挿すとダメなことがありました。LCDのハブは、セルフパワードだと思われるので、電源供給能力は十分でしょう。MacBookのほうはどうなのでしょうか。
USB電源から大電流を取り出す場合は、次のステップを踏みます。

  • 最初はホストから小さめの電流を供給する
  • バイスがホストに認識される
  • ホストはデバイスからの情報を元に、必要に応じて大電流を供給する
  • ホストはデバイスに準備が整ったことを知らせる

当然ですが、いきなり大電流が必要な設計のデバイスは、この手順では動作しません。FTDIのアプリケーションノートは、この点についてMOS FETを使ってUSBデバイスの後ろにある回路の電流を制御する方法を説明しています。
何も考えずにそこそこ大電流を供給するPCならば、問題なく動くデバイスでも、きちんと電源管理をしているPCにつなぐと、正しく動かないかもしれません。
これがセルフパワード・ハブの場合どうなるのか、よく知りません。すみません。
もっとも、BTE067って、バッファ電源もターゲットからとってるんですよね。FT2232とLED2個でMacBOOKのUSB電源が音を上げるとも思えないのですが。

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