もうずいぶん長いこと、USBメモリにはSandiskのExtream USBを使っています。
当ブログの履歴を見るとなんと購入したのは2012年の暮れのようです。当時いかに私がこの製品を愛していたかわかるエントリですね。
USBメモリは市場が薄利多売に移行しているため、モデルチェンジが遅くなっています。そんななかで、この製品は5年以上にわたって製造販売され、高い性能が支持されていた人気商品です。私は当初買った16GBに加えて安くなったときに64GB製品を買い、こちらにUbuntuをインストールしてちょいちょい使っていました。出番が減ったとはいえ、今でも使っています。16GBはデータ交換用として現役です。
さてこのメモリ、一般ユーザーからは速度面で手放しの称賛を受けているのですが、私の環境では一つ問題がありました。Thinkpad 220がこのメモリからブートしないのです。
問題は非常に面倒で
- USB 3.0ポートに挿すとExtream USBからブートする。
- USB 2.0ポートに挿すとブートしない。
Thinkpad 220にはUSB 3.0ポートを持つものと持たないものがあります。私が入手したモデルは持っていません。なんてこったい。USBメモリにはUbuntuのインストーラーなどを書き込んで本体へのインストールに使うといった便利な使い方があるのですが、こと我が家に関してはExtream USBは全く役立たずでした。
さて、この問題は数年前から知ってはいたのですが、昨日ふと検索してびっくり。多くの人がこの問題に言及しています。ThinkPadのコミュニティーで問題視されていたのは言わずもがな、ほかのコミュニティでもSanDiskのExtream USBは札付き扱いです。
x86向けChromeOSであるCloudReadyのインストーラにいたっては「SanDiskのデバイスはお勧めしない」と名指しで警告が出ます。
ほかのコミュニティでも「XXを試したらブートするようになった」「試したけど駄目だった」というコメントを散見します。そしてお決まりのコメント
「16GBのメモリなんて$10しないだろ。買え」
動作速度は本当に素晴らしいんですけどね。Flashメモリは速度と引き換えに大容量化・低価格化に進んでいるため、このメモリの使い心地の良さを手放す気にはなりません。とはいえ、不便極まりない。SanDisk、どうしてこういう設計にしちゃったかなぁ。