沈んでいく白鳥座のほうに望遠鏡を向けて、アルビレオを観望しました。これも110倍です。一等星 デネブは白鳥の尾にあたり、そこから胴体、首へとたどってくちばしにあたるのがアルビレオです。空が明るいので肉眼では探しにくいのですが、ファインダーなら難なく探し出せます。巷では等倍ファインダーが人気のようですが、我が家のような空が明るい場所では明るい望遠鏡でなければファインダーの役を果たしてくれそうにありません。
さて、110倍で見るアルビレオはオレンジの星の横に青い星がかわいらしく寄り添っています。はじめは「なんだ」としか思わないのですが、視界の中央できらきらと光っている二つの星は、見れば見るほど味が出てきます。これが重星、連星観望の面白さなのかもしれません。

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