スーツ、自転車、リュック

ケンブリッジは大学が寄り集まってできた都市です。非常に歴史があり、今でも学生や研究者がたくさんいます。彼らは毎朝周辺の住宅から通うのですが、何しろケンブリッジの町ができたのは自動車時代のはるか以前ですから、道は非常に狭いですし、駐車場もわずかです。勢い、自転車で通勤、通学する人が多いです。
学生が自動車道を颯爽と走っていく姿には驚きませんが、初老を通り越したような方までロードサイクルでシャーっと駆け抜けていく姿には惚れ惚れします。あるとき、あごにひげを蓄えた長身のイギリス風老紳士が、びしっとしたスーツ姿でリュックを背負い、自転車独特のヘルメットをかぶって目の前を疾走していったのを目にしました。

スーツにリュックがみっともないかと言うと、着こなし次第という要素もあるようです。とはいえ、寸胴の日本人体系だと、そもそも自転車姿が似合わないのかもしれません。
あまり意味のない考察。

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