Office Live βサービス開始

仕事が落ち着いたら何か書こうと思っていたのですが、即効でImpressに解説記事が現れました。

さすが本田さん、モバイル関連の連載をしているだけあります。Office Liveの本質をえぐっています。
マイクロソフトOffice Liveは、マイクロソフトが提供するサーバー製品群のサービスを中小規模企業に格安で提供するものです。Essential版は月額$19、Basic版は無償と驚くような値段でサービスが提供されます。
で、なにが面白いのかちとわかりにくいのが今回のプレスのよくないところです。本田さんの連載に取り上げられたことが一面をあらわしていますが、マイクロソフトのExchangeサーバー製品のすばらしいところは、オフィスにいるユーザーと外出しているユーザーに同じサービスを与えることです。
外出しているユーザーにオフィスにいるときと同じサービスを与えるというのは理解しやすいです。たとえばWEBメールがそうです。オフィスに届いたメールをWEBで読むことで、外出中も端末さえあればメールを読めます。
一方、オフィスにいるユーザーに外出しているユーザーと同じサービスを与えるとはどう言うことでしょう。これは、いい方がよくないかもしれません。オフィスにいるユーザーも、外出したユーザーのスケジュールやアドレスブックを参照できると言うことです。
Exchangeサーバーを使うと、OutlookPDAとして使うことができます。つまり、移動中のユーザーは、自分の予定表やアドレス帳を時間があるときにせっせと更新します。また、送信するメールを書いておきます。一方、サーバーは受信したメールを内部にためておきます。移動中のユーザーがネットにアクセスするチャンスがあるときに両者のデータを一気に同期させるのです。それによって個人の予定表はサーバーに反映されますので、同僚が外出中の社員の予定をチェック出来ますし、サーバー経由で会議通知を移動中の社員を含めて発行し、全員の予定を押さえることもできます。
Outlookが使えない場合は、WEB端末さえあれば自分のメールや予定表、アドレス帳をOutlook Web Access機能で使えます。
以上はExchangeサーバーを単体の機能ですが、Sharepointを組み合わせるとさらにすさまじい機能が提供されます。
こういう、すばらしい機能を格安に提供するのは驚きですが、当然ながらこれを活用するにはWindowsとOffice製品を更新し続けなければなりません。オフィス製品は現在のMSの大黒柱の一つですから、それを拡販し維持するための努力とするとマイクロソフトにとってはなんでもないことなのでしょう。
Essential版を是非試してみたい*1のですが、自宅にWindowsXPがないので試すことができません。こういうユーザーを一掃するのもOffice Liveの重要な役目ですね(苦笑)。

*1:β期間中は無料

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