鬼才の漫画家、黒田硫黄による映画評です。
- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/09/10
- メディア: コミック
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そんな黒田硫黄が本業のマンガをサボっているくせに淡々と連載していた映画評をまとめたのがこの本です。全61本。照れ屋で映画好きと言う、普段作品からうかがうことのできない作者の一面を楽しめます。
一編を除いて、すべて文章1ページ、マンガ1ページからなります。文章部分は実際にはレイアウト*1の都合で1/4ページしかなく、作者の作品に対する思いのたけはマンガで表現されます。
さて、自身が表現者である漫画家が映画の評を描くわけですが、どれもこう、がっぷり四つに組む、という風ではありません。そのあたり照れ屋と言うか、つい斜めに見てしまう、斜めに見るんだけど、映画が好きなので暖かい視線になっちゃうというこの筆者らしいねじれ加減にあふれています。やさしい映画には暖かく、金のかかった映画には辛らつに。たった1ページのマンガで評される61本の映画をお楽しみください。
この本の楽しさ、すばらしさをここでお伝えする力が私に無いのがとても残念です。そこで、考えられる限り最高の方法でこの本のよさを伝えてみましょう。
id:Tpongさん、id:QianChongさんに是非読んででいただきたい。
すばらしさが伝わりましたでしょうか*2。