23万円

わが国のすばらしさを感じることの出来る文化の香り高いニュースです。

輸入したスクラップの中に劣化ウランを発見し、届け出た兵庫県朝来市のアルミ合金製造会社が、返品に必要な核燃料物質使用許可の申請料約23万円を文部科学省から請求されていたことが9日までに分かった。

つまりストーリーとしては

  1. アルミ製造業者「あれ?スクラップの中に劣化ウランが。届けよう。」
  2. 文部科学省の役人「なに、劣化ウランとな」
  3. ア「はい。すぐに返品しますがお耳にと思いまして」
  4. 役「待て、そのほう核燃料物質使用許可を取っておるか」
  5. ア「いえ、手前どもはアルミ製造業を営んでおりますので」
  6. 役「ええい、お上を恐れぬふととき者め、直ちに23万円払わぬかっ!」

といった滑稽劇*1です。間違って納入されたものを返品するためには23万円払わねばならないのです。結局輸入業者が肩代わりしたそうです。払ったのかよっ!
善意の方がお金を払う制度は間違っているので何とか回避策を考えました。

ソリューション1

文部省に黙って捨てる。しーっ。アイツニオシエルナヨ。

ソリューション2

たてこもる。劣化ウランを持っていることをプレス発表する。引渡しを要求されたら「許可を受けてないので断る」と、よき国民っぷりを披露する。

ソリューション3

  1. 警察に紛失届けを出す。同時に「外部に持ち出された形跡はなく、誤って廃棄したものと考えられる」と発表する*2
  2. 社員がある晩、門の外で「偶然に」あやしい包みを発見する。
  3. 社員は会社に相談せずに近所の交番に持ち込む
  4. 警察官と二人で開く。中にはひらがなで「うらん」と書かれた金属が。
  5. 社員、拾得物の届けを書いて、包みを交番に預ける。
  6. 文部科学省の役人が来て、警察官にウラン移動のために23万円で申請を行うよう要求
  7. 激昂した警察官が役人を射殺
  8. 映画化

この流れならアルミ業者はお金を払わずに済みます。めでたし、めでたし。

ソリューション4

まじめにコメントすると、問題があることを知っていて法整備を行わなかった文部科学省は職務怠慢。課長級とその上は減俸処分。その上は罷免だね。

*1:この後、役人は社長の娘を連れ去りますが、ご老公は様子をみることにする

*2:この発表が責任を問われないことは、多くの銀行が実証済み

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