カッシーニ、土星とのランデブー近し

長かった。7年ですか。NASA最後の大型探査機ともいわれるカッシーニがいよいよ土星に近づきます。
予算緊縮の嵐の中で1997年に打ち上げられたカッシーニは、ヨーロッパ製の探査体ホイヘンスと合わせると総重量6トン!実にダンプカー並みの重さのまさに宇宙船です。
途中、1999年8月の地球フライバイの時には頭のねじがおかしな人たちから「ノストラダムスが予言したのはカッシーニの地球衝突だ」などと言われたこともありましたが、ガリレオなどの探査機がトラブルに見舞われる中、この探査機だけは黙々と任務をこなしながら土星に近づきつつあります。
NASAが予算削減を恐がっているおかげで、惑星探査に関してはいつもの通り実に豊富な情報をほぼリアルタイムで見ることができます。

6月11日のフェーベ・フライバイのあと、いよいよ7月1日に環を貫いて土星軌道に入ります。長期間のミッションの間土星を70回程度回るそうですが、その間どんな情報がもたらされるか楽しみです。

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