ディズニー

アメリカのCMを日本と比べると笑いの傾向が少し違います。日本のCMはあまり笑わせてくれるCMはなく、どちらかというと選挙と同じく白痴的なものが増えているように思えます。対してこの国では笑いが必要なようです。
笑いといってもげらげら笑うというより、「機微」という表現に近い笑いを提供することに血道をあげているな、という感じです。
引っ越してきてすぐに見たディズニーのCMがそれです。一家でリゾートに行こう!というCMなのですが、子供やお母さんがそれぞれ活発に楽しんでいるのに、お父さんは一人悠々と船のデッキで、木陰でいびきをかいて寝ています。その姿が家族のアクティブさと対照的で妙に楽しいCMです。
「リゾートにはそれぞれの楽しみがある」という明快なメッセージのわかるCMでした。
それとも、この国でも出不精なお父さんさえ落とせば家族と旅行会社がハッピーになれるという図式なんでしょうか??「お父さん、ゆっくり寝ててもいいのよ」という言葉は仕事と家族サービスに追われている人には殺し文句かも。

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