Boston Roll

実ははてなダイアリーの中でも最近ひそかに注目しているのが中国・台湾在住、あるいは中国・台湾文化について書いている方々の日記です。ある方は中国語、ある方は文化、ある方は生活について実に楽しくあるいは奥深く書き綴っていらっしゃいます。他の文化圏をみると文化や言語に関する記述はそれほどありませんのでやはり日本にとって中国は特別なんだと感心した次第です*1
さて、昨日コメントしてくださったid:moli-xiongさんも、そんな私がよく行く駅前留学ならぬ「はてなダイアリー中国」*2の一つです(^^)。で、改めて拝読していてコメント欄にid:QianChongさんのすばらしい書き込みを見つけました。

“瑞士捲”というのも見た覚えがあります。「スイスロール」ですな(^^)

「瑞士捲」。無性に胸が騒ぐ字じゃないですか (@@)。私はこういうときに無駄に頭が回転する人間でして、仕事中の3倍*3くらいひらめきます。
波士頓捲(ボストンロール)もあるはずだ!」*4
ありました(笑)。ちょっと違って「波士頓巻」です。そしてまたしてもはてなダイアリー

最初は日本から紹介された「三文魚(サケ)」「金鎗魚(マグロ)」「八爪魚(タコ)」「油甘魚(ハマチ)」「甜蝦(甘エビ)」の寿司が中心でしたが、近年は香港オリジナルメニューが続々と開発され、なかでも「牛油果軟殼蟹卷」「白鳥貝壽司」はとくに好評。 人気ナンバー3の「波士頓(ボストン)巻」はアメリカ経由と思われますし、元気寿司海外グループ…

おお、これでひそかな巡回先が増えたぞ。って、それはおいといて日本から進出したのに日本メニューよりアメリカメニューが人気ってところが面白いですね。日本は料理がおいしい国です。ご飯のときほど日本人に生まれてよかったと思うことはありません。しかし中国もあまりに料理がおいしくて大英帝国に侵略された世界有数のおいしいものの国*5です。両者の融合はどんな寿司を生み出すのでしょうか。

*1:言葉に関してはアイルランド語フィンランド語について書いてあるページはあります。中国の場合記述者の人口が多いという意味でやはり特別

*2:この方もそうですが日本にいながらに中国について書いている人が多い

*3:当社比

*4:ボストンロールについてはid:suikan:20040125参照

*5:大英帝国の海軍が料理のおいしい国を次々に侵略していったのは「英国家庭料理があまりにまずかったので」というのは世界史の常識…だと思う。犠牲者は中国のほか中東、インド。フランスはジャンヌダルクのおかげで難を逃れた。料理のうまいところばかり。連戦連敗だったアメリカが独立できたのは、おいしい料理がなかったから。和食も狙っていたがホヤとかナマコとか見て引いたらしい

くりさげ?けたさげ?

ゆえあって"borrow"の訳語を調べています。ディジタル減算回路で0から1を引くときに上のビットから借りてこなければなりません。これを英語でborrowと呼ぶのですが、はてどう訳したものか。加算器の場合に1と1を足したとき上のビットに足すことを"carry"というのですが、これは「桁上げ」という訳語が定着しています。では「桁下げ」でしょうか。どうもすわりが悪いです。
そもそもCarryに「桁上げ」をあてていいのかという疑問があります。小学校で二桁の足し算を習ってから30年以上経つので記憶が定かではないのですが、「くり上げ」ではなかったでしょうか。で、引き算のとき上の桁から借りてくるのが「くりさげ」です。違いましたっけ。
そもそも、「桁上げ」で検索すると2進加算器がどっとヒットするのに対して「桁下げ」で検索するとMS Excelのページばかりヒットします。これはいったいどうしたことでしょう。そういったページを読んでいるうちに小学校で「桁上げ」「桁下げ」を違う意味で習った気がしてきたのですが、もはやそれが何か思い出せそうにありません。
数学訳語表など当たってみましたが、現代数学に従事する方々は二桁の足し算用語などにかまう暇などないらしく、見つかりません。
もうお手上げです。悔しいので締めくくりにフランシス・ベーコンの死後見つかったノートから引用します*1

ああ、名がなんだというのです。"Carry"の訳語が「桁上げ」だとも、「くり上げ」であっても、意味に変わりがないという驚くべき証明を私は行いました。しかしそれを書くには余白が少なすぎるのです。

*1:すいません、今日悪ふざけ多すぎ

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