中古ThinkPad x220を入手

思うところあって、中古のThinkPad x220を手に入れました。
いまさら5年前のパソコンでもないように思えますが、この機種、なかなか見所があります。

  • アイソレーション・キーボード普及前の機種なので、キーが打ちやすい*1
  • デュアルコアIntel Coreシリーズを採用しており、性能的に充分
  • がっちりしたボディ
  • VGA/mini DisplayPort装備 ( core-i7 モデルはDisplayPort )
  • SDカード、Expressカードスロット装備
  • USB 3.0 ( core-i7モデル )

とまぁ、基本性能は充分なのですが、Thinkpad x220は加えてモジュラー設計の強みがあります。Amazonに行けば、バッテリーは言うにおよばず、WiFiカード、Bluetoothカード、カメラモジュール、CPUファンといった保守部品がたやすく手に入ります。また、HDDは筐体を開けずに交換可能ですし、内部スロットにmSATAモジュールを装着することも可能です。おまけにUltraBase3を使ってデスクトップ・コンピュータとしても使用可能です。
こういった事情もあり、古い機械なのですが中古を手に入れてレストアして使っている方ががたくさんいらっしゃいます。
今回手に入れたのは Core-i5 採用機種です。さすがにレストアしようとまでは思いませんが、Linux用の実験機として使う予定です。

*1:現有のthinkpad x230iもアイソレーション・キーボードとしては相当に打ちやすい方

DELL Inspiron はシャットダウン状態から wake-on-lan しない

「居間のラップトップから自室のデスクトップを起動できたら便利」
と思って、WOL*1に付いて調べたのですが、結局の所以下のことがわかっただけでした。

DELL Inspironシリーズはシャットダウン状態からWOLできない。これはBIOSで封印されている。Sleep状態からならWOLする。

正直、なぜこんな馬鹿な制限があるのかわかりません。英語圏でも同じ事をDELLに対して言っている人がいました。ちなみにInspiron以外のシリーズならできるようです。あるいは、できるようにするツールがある。
こういう、買わないとわからないような制限をメーカーが製品に掛ける意味がわかりません。理不尽な制限を黙って製品にかけてユーザーに不愉快な思いをさせるというのは、別にDELLの専売特許ではありません。うちのLenovo thinkpad x530iにもあります。製品間に差別化をかけるのはメーカーの自由ですが、差は一枚のシートに全部書いておけとしか言いようがありません。

Google Spreadsheetの翻訳機能

今朝方、ツイッターで「google spreadsheetに翻訳関数がある」という投稿を読みました。Googleは活発に翻訳・通訳実験をしていますので、その一巻でしょう。ということで、自分のアカウントで挑戦。

「水」をgoogletranslate()関数でいろいろな言語に変換してみました。enは英語、frはフランス語です。zhの中国語は、まぁお遊びと言うことで。heはヘブライ語です。ここで表示されている言葉をカタカナに直すと「マイム」になります。小学校で「マイム・マイム」というダンスを踊った方は多いと思いますが、あの曲はイスラエルの民謡で、水が出たことを皆で喜ぶ歌です。
かつてイスラエルの技術者から
「僕が知っている限り、人間の言葉で『水』を意味する言葉は、全て母音が『ア』になっている。ワター、ヴァッサー、アクア、マジ。で、是非教えてほしいんだけど、日本語ではなんというの?」
と聞かれて
"Mizu"
と即答してがっかりさせた事を思い出します。こうしてみると、全てが全てでは無いにしろ、確かに多いですね。ただそれ、ヨーロッパから中東あたりの言語が多かれ少なかれ似てると言う話しでは?

ネジ頭を舐めたらネジザウルス

ネジの頭を舐めてはいけません。
これは常識です。ネジの頭を舐めてしまうと、金輪際ネジを外せなくなります。しかし、そうは言ってもネジの頭は舐めてしまうもの。さびたネジを抜こうと力を入れるうちに舐めてしまうことはままあります。
家電製品ならまだしも、家の建材でネジの頭を舐めてしまったときの絶望感は相当なものです。(ひょっとして職人呼ぶしか無いか)と肝を冷やした人も多いかと思います。実際、こんな事を書くくらいですから私も頭を舐めてしまいました。どうしましょう。

エンジニア ネジザウルスGT φ3~9.5mm用 PZ-58

エンジニア ネジザウルスGT φ3~9.5mm用 PZ-58

我が家ではすっかり恒例になった「開かなくなる雨戸」。今年も修理しようとしたのですが、雨戸のレールを固定しているネジが固く、やっちまいました。途方に暮れて固いネジの抜き方を探していたところ、見つけたのがこの製品です。発想の転換ですね。
「ドライバーで回せないならペンチで回せばいい」
ネジの頭をつかみやすいように工夫されたペンチです。藁にもすがる思いで買い求めたのですが、やってみたら気抜けするほどあっさりとネジを回すことができました。
年末年始、古いモノを相手にお困りの方にお奨めです。

PC大掃除

今年は特に後半になってから仕事が忙しく、週末もぐったりしていることの多い年でした。そういうわけで、PCも手をかけなければならないところを放っていたため、だいぶあちこちまずいところが出てきてしまいました。買って5年ほど経ちますが、ハードウェアには不満はありませんのであと5年ほど働いてもらいたいところです。そういうわけで、年末になって落ち着いてきたことですし、いくらか手を入れることにしました。

ハードディスク交換

私のPCは、ブート用、仮想マシン用、バックアップの3台の2.5inch ディスクを内蔵しています。このうちバックアップ・ディスクだけは5年間1度も交換しませんでした。流石にそろそろ恐いので、Windows 10へのアップデート前に交換することにしました。
5年前というと、2.5inchディスクもぐいぐい容量が増えている時期でしたが、最近は頭打ち感が出ているようです。5年前の500GB品に換えて1TB品を購入。値段は7000円ほどです。
インターフェースもSATAのままなので、特に問題なく換えることができました。

USBインターフェース増設(お預け)

思うところ有ってUSB 3.0のインターフェースが必要になったのですが、実は私のPCには2.0までしか付いていません。ということで、USB 3.0のインターフェース・ボードを挿してみたのですが、どうやら外部電源の必要なボードらしく、ボードを認識しない上にPCが不調になったので一旦はずしています。現在電源ケーブルを注文しているところです。

ファイル履歴保存機能の調整

Windows 8/8.1にはファイル履歴の保存という機能があり、それぞれのファイルの細かい履歴までシステムが保存してくれます。ところがこれがきちんと動作しません。PCを調べたところ、ログに


ユーザー ライブラリの変更のスキャンと変更されたファイルのバックアップを実行できません
というエラーが残っており、まったく保存されていませんでした。ネットで調査してわかったのはようなことです。

Windowsのファイル履歴機能は同じディレクトリ内に全角半角だけが違う同じファイル名があると、異常動作する。
意味が分からないと思いますので、私の例を紹介します。一カ所だけ、同じフォルダ内に同じ名前のファイルがありました。

  • RYUDOGUMI
  • RYUDOGUMI

Windowsはこの二つを異なるファイルとして扱いますが、ファイル履歴機能はそれができないようです。それならそれでファイル名を教えてくれれば良さそうなものですが、それもしてくれません。結局二分法を使って数千のファイルの中から犯人を捜し出す羽目になりました。
現在、このファイル名問題は解消されており*1、正常にバックアップが行われています。

埃取り

二年ほどサボっていたCPUファンの埃取りを行いました。CPUの放熱フィンにはうっすらとマット上の埃が積もっており、空気の流れを疎外しています。これを丁寧にピンセットで取り除いていましたが、結局コップに1/4近くほどの埃がCPUファンから出てきました。気分が悪くなるほどの量でした。
そういうわけで、PCはさっぱりした状態になりました。もうしばらく働いてほしいものです。

*1:ダブったファイルを消した

犬のしつけ、猫のしつけ

有線放送で犬のしつけ、猫のしつけ番組をよく見ています。

  • カリスマ・ドッグトレーナー 犬の気持ち分かります ( Dog Whisperer )
  • 猫ヘルパー 〜猫のしつけ教えます〜 ( My Cat from Hell )

いずれも人気番組で、特に前者はホスト役のシーザー・ミランが不法移民からセレブへと成り上がった経歴もあって、大変なキラーコンテンツになったそうです。さて、二人揃って犬も猫も飼ったことが無い我が家ですが、見ているうちに、いろいろ学ぶところがありました。

飼い主が悪い

なにより印象的なのは、いずれの番組のホスト(シーザー・ミランとジャクソン・ギャラクシー)も、「ペットの問題行動は飼い主に原因がある」という視点で動くところです。もちろん決めてかかるわけではありませんが、どちらの番組も最初に状況視察を終えると、たいてい飼い主の教育に入ります。
そして長く番組を見ていて思うのは、犬も猫も、問題解決にはそれほどバリエーションが無いということです。いえ、それはおそらくは私の見た世界が狭すぎるのでしょう。しかしながら、はっきりしているのは二人とも自分が打ち立てた解決法を持っていて、毎回それをふるって見せています。そのため、番組を見ている方は自然と「あ、このペットは飼い主のこれが悪いのではないか」と思うようになります。現在、我が家はこの状態を通り越して「相談者は本当に番組を見ているのか?自明じゃ無いか」とツッコミを入れる段階に達しています。犬も猫も飼ったこと無いのにねぇ(笑)

シーザー・ミラン : 『カリスマ・ドッグ・トレーナー』

シーザーのやり方は、はっきりしています。

  • 去勢
  • 運動
  • 規律
  • 安心

こんなところでしょう。
Don't touch, Don't look, Don't talkという言葉も繰り返していますが、要するにはこれは初見の犬に危機感を抱かせないための方法です。特に際立っているのは、彼が「群れをリードしろ」と言う事です。調べてみると、「古くさい」「科学的では無い」という批判が多く寄せられていますが、彼自身は「犬は群れで生きる動物であり、安心して日々を過ごすためにリーダーを必要としている。リーダーがいないなら、自分が群れをリードしようとする」とはっきりと言い切ります*1
そのため、彼は飼い主に対して、常に犬をコントロールすることを要求します。それは暴力や怒鳴り声、強い苦痛ではありません*2。彼が飼い主に要求するのは犬が興奮状態に入りそうになったら、すぐに諫めることです。こうすることで犬は興奮状態に陥らず、常に落ち着くことができるというのです。実際、番組で紹介される彼の手腕は驚くほどで、手の付けられない犬が素直に伏せる様子は大変説得力があります。
また、飼い主が犬をコントロールするということは、犬に対して外部の状況をコントロールしてみせる、あるいは自分がコントロール可能である事を見せると言うことです。自然、彼の言葉によれば犬は飼い主をリーダーとして認めるようになります。また、彼は散歩で犬を先に歩かせることを決して許しません。先に歩くのはリーダーの役目だからです。
彼の番組には、駄目な犬はほとんど出てきません*3。駄目な飼い主が出てくるだけです。彼はその人達に正しい飼い方を教えて犬を幸せにするというスタンスで番組をホストしています。

ジャクソン・ギャラクシー : 『猫ヘルパー』

さて、実のところ最近我が家ではこっちのジャクソンによる猫の番組のほうが人気です。
番組を見てはじめて知ったのですが、最近では日本でも猫に外を歩かせないのですね。家で飼う理由はたくさん読みましたが、病気をもらってくる、怪我をする、勝手に繁殖する等、いろいろあるようです。そして、当然ですが家に閉じ込めればストレスもたまります。
「猫のしつけ」と番組名に関していますが、我が家では「猫のしつけは無理」と笑いながら見ています。というのは、猫のしつけと彼が称しているのはこんな事です。

  • 去勢
  • おもちゃを使って毎日十分遊んでやる
  • 家の外を変な動物が歩かないように対策する
  • 猫が安心して過ごすことのできるキャット・タワーや壁に棚をもうける

あかん!飼い主が躾けられとる!
猫のしつけとは、基本的に「お猫様がお怒りにならないよう我々人間が気配りする」という事のようです。ということでこの番組も長く見ている我が家では

  • 猫が不機嫌 >> 遊んでやれ
  • 猫が粗相する >> 表を動物が歩いてるだろう

とすっかり定番の対策を覚えてしまいました。

飼い主の義務

いずれの番組も、飼い主の義務を強調します。ペットというのは都合のいいときに飼い主をいい気持ちにしてくれるぬいぐるみではなく、飼い主が責任を持って幸せにしてやるべき生き物というわけです。
いずれも面白い番組ですので、試聴できる方は是非どうぞ。

*1:彼に対する批判者は、ここまで犬の視点を持っていないように見える。いずれにせよ、現時点で優勢なのは批判者側

*2:逆効果だと否定している

*3:ごく希に、全く手に負えない危険な犬が出てくる

油滴天目 ぐい飲み

そごうの佐賀県物産展でうっかり買ってしまいました。

4500円の品だそうですが物産展の間は3500円程度です。「油滴を散らしたような」と言われる儚げなまだらに覆われたぐい飲みです。金色がいいアクセント。
こういうものに目が行くようになるのは、目が肥えたのか、老いたのか。
追記:記録を残していませんが、多分「十六代目 西山 徳右エ門」作。

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