盗用した側の考える落としどころ

一方的に「盗用された」側の意見を読んだだけですが、近頃話題のこのエントリー。

盗用事件の加害者が、被害者に対して「法的措置」をちらつかせるとは。

似たような経験があったような。
振り返ってみると、私の場合も似たようなというか、同じようなと言うか。

  • 公開の場での話し合いを拒む
  • 合意したことを、あとでひっくり返す

私の場合、金の話はしませんでしたし、向こうもしませんでした。改めて距離を置いてみてみると、やはり会社としては金で話をつけたいのが本音でしょう。

  • 金で終わらせたい
  • 合意事項は非公開

合意事項は非公開、というのはビジネスでは当たり前のことなのですが、問題は盗用された文書が公開の場所に無償で置かれていたものであることです。たとえば特許問題であれば、盗用された側と盗用した側が最終的に何らかの合意に達して、新しいビジネスを共同で開くというのが理想的な落としどころです。が、相手が無償の提供者であり、主に名誉を重んじるとなると、困ったことになります。
一般に企業は個人の名誉に興味を持ちません。
金で終わらせてくれよ。顔を立ててくれよ。と言うところでしょう。視点によっては盗人猛々しいわけですが、不満があれば法廷で争いましょう。その場合は面を汚された落とし前も法廷で争いましょう、というロジック。
法務部としては全うな論理です。やられたほうからすると、裁判費用までかかるわけで身包みはがれる可能性まであります。私は短気だった上に、当該サイトの運営に飽きていた頃だったので、面倒になって放り出しました。相手は心の中で舌を出していたと思います。
刺し違えてでも相手のビジネスに致命的なダメージを与えてやる、という覚悟がないならば、出版社相手の義憤の戦いにはメリットは無さそうです。