UA-101動いた!

私が持っている一番高価なPC関連機器は、CPUでもマザーボードでもHDDでもメモリでもなく、オーディオ・アダプタです。
私にとってのローランドのUA-101はあらゆる意味で豚に真珠です。それでも、これは私が自分の懐から5万円以上のお金を払って買ったオーディオ機器であり、これが動かないと非常に寂しいわけです。
Windows Vista移行において、ローランドがUA-101のドライバを出すこと、が私の中で重要な条件になっていました。幸い、ローランドは居並ぶ同業の中で真っ先にWindows Vistaに対応したため、私も安心して移行したのでした。
ところが、ふたを開けてみると、3度ドライバを入れて3度失敗する憂き目にあったのです。
結局、この問題はWindows Vistaが新しいデバイスを見つけたときに表示する文字列がヒントになって解決しました。UA-101USB1.1バイスとして認識されていたのです。
この問題にはまっている人は非常に少数だと思います。ひょっとすると開発者であるローランド自身も気づいていないかもしれません。なぜなら、これはUA-101をバックパネルのスイッチでUSB 1.1モードに設定しないと発生しない問題だからです。UA-101の売りは24bit 96/192KHz多チャンネル動作です。ところが、USB 1.1モードではこの機能が使えません。ですので、UA-101を買う人はみなUSB 2.0 High Speed(480Mbps)モードで動かしているはずです。
ところが、私はUSB 1.1の12Mbpsモードで動かしていました。なぜなら、私はWindows 2000を使っており、ローランドのドライバはWin2Kでは USB 1.1モードでしか動作しないからです*1。USB 1.1で動かすには背面のディップ・スイッチをしかるべき値に設定する必要があります。
結局、それをころっと忘れていたのが原因でした。
背面のスイッチをHigh Speedに設定したところ、これまでの苦労が嘘のようにするりとインストールでき、あっさりと音が出ました。
めでたし、めでたし。

*1:聞いた話ではWindows 内部のオーディオ・アーキテクチャに理由があるらしい

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