キャンプ用にナイフを買いました。
キャンプではオピネル・ナイフを使っていたのですが、これは食材を切るのには十分でも木を削るには少し力不足だと感じていました。薪を割るナタとオピネル・ナイフの間に大きなギャップがあり、ずっと使いづらさを感じていたのです。オピネル・ナイフにはロック機構があってそれはいいのですが、作業用のグローブをしているとその操作が少し細かすぎる点も問題でした。
一方、自宅の机の上には肥後守(商標的にはその類似品)があります。父が生前買い求めたもので、名字が彫り込んであります。刃も美しく鍛造されていて高価そうなものですが、最近は安全面で顔をしかめることが増えました。日本刀の切れ味を持つ刃渡り10cm近い折り畳み式ナイフでありながら、ロック機構がありません。はっきり言って古臭いです。
というわけで、肥後守を引退させ、ロック機構のあるオピネル・ナイフを机の上で使うことにしました。素手で使いますのでロック機構の細かさは問題になりません。そしてキャンプ用にはべつにナイフを買い求めた次第です。
HAZET 2157-3
購入したのはHAZET社の2157-3です。
Amazonで見ると4000円以上します。どうやら私が買ったタイミングで値上げがあったらしく、黙って在庫切れにされて不愉快な思いをしましたが、結局公式サイトのキャンペーンを使って3000円くらいで購入しました*1。
2157-3はライナー・ロック式の折り畳みナイフです。開いた状態では刃がロックされており、勝手にたたまれて指を切ることはありません。ここから畳むには、右手でライナー("2157-3"の文字の下に見えるぎざぎざの部分)を横にスライドさせながら、左手で刃を畳みます。このとき、歯の軌道上に右手の指が残るのがライナー式の欠点なのですが、2157-3は腹びれ状のフィンガーガードが指にあたるため、怪我の心配がありません。

また、閉じるときに小さなクリックを感じます。これは刃を閉じた状態に留めるための機構が働くためで、開くときには少し力を入れてこのクリックに抵抗して開くことになります。

刃を開いてハンドルの隙間を覗くと、ライナーが刃を押さえているのがわかります。このライナーを写真上に向かってスライドしてロックを外すわけです。

2157-3は作りがよく、開いたときにガタが無いのが好感触です。両手で使う限り開け閉めに危険が無い点もよいです。キャンプで使うのが楽しみです。

