最近はらじるらじるでNHKラジオの聞き逃しを聴きながらウォーキングをしています。
で、昨日聴いたのがこれ。
いやぁ、速歩しながら何度も吹き出しました。
昭和38年の番組です。架空実況は50年代から始まった人気の特別番組だったとのこと。この番組はタイトルからわかるように
1701年4月21日(元禄14年3月14日)、幕府が江戸城で勅使に対して行う年賀の挨拶の中継が始めてNHKに許された。この実況中、マイクロフォンが置かれた白州に面する松の廊下で赤穂藩主 浅野内匠頭が吉良上野介に切りかかった
という劇的な事件になっています。
設定だけでもう面白いのですが、それに加えて脚本の完成度が凄まじいものになっています。番組内では年賀の挨拶の意味、場内の光景、行事に関わる侍たちの姿などが事細かに描写され、ラジオでありながらその様子が目に浮かぶようです。
また、町人であるアナウンサーが幕閣に対してマイクを向けるのですが、幕閣の硬質な時代劇口調とNHKアナウンサーの生真面目な現代口調のギャップが強烈な緊張感とユーモアを同時に生み出しています。
ラジオ番組はこの高みにまで到達していたのだ、というのを見せつけるような作品です。公開は3月14日の11時までですので、早めにお聞きください。