計算尺

ついうっかりオークションで計算尺を落札してしまいました。

おやじにもらったものやら、やはりオークションで落札したものなど、もう十分に持っています。なんというか、悪癖ですね。高価なものではないのが救いです。

落札したのはヘンミの255Dで、電気技術計算用です。

尺を面一で合わせるとメモリが文字通り寸分の狂い無く合う加工精度。がたつき、引っ掛かりのない使い心地。ロゴを覆わないようにその部分だけカーソルに赤を入れない細やかさ。柔らかいカーブで囲まれたカーソルと、直角を美しく面取りした金具の対比。一度買うと一生使えるのでそこまでは売れなかったといわれる耐久性。どれをとっても今時の計算機には求めようのないものです。

機械工業が計算を支えていた時代の逸品です。

計算尺
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