ドア・クローザーの故障

三年前に交換したドアクローザーから異音がするようになりました。

ドアを開ける時には良いのですが、閉めるときに「ガキッ」と大きな音がします。ということで分解してみました。まず全体像です。手で触った感覚としては、写真右上の軸から異音がしています。

ドアクローザー。右上の回転軸から異音がする。

回転軸から伸びている棒は二軸になっています。悪戦苦闘して中の軸を抜き、さらにマイナスドライバーを使って栓を抜きます。

軸を抜いたところ

電源コードの切れ端で押し出した内部の部品が下の写真です。

シリンダー内部の部品。先端のボールのジャケットが破損している。

手前のボールはシリンダーから回転軸に向かって出ているもので、ばねによって押し付けられたボールと回転軸の歯がかみ合って扉の停止位置を決めています。

写真を見て分かるようにボールを保持する部分が破損しています。これが異音の原因でした。

さてここからが問題です。実は今回破損した部品は前回好感していない部品です。取り寄せた交換クローザーにはこの部品が入っていたのですが、クローザーをドアに固定しているネジが堅くて交換できなかったのです。今回インパクトドライバーで挑戦しましたが、4本あるうちの1本しか緩めることが出来ませんでした。どうやら永久固定用のねじロックを使っているようです。

一方で、このクローザーは生産中止になっており、市場在庫もありません。互換品はありますが互換品だけに部品のサイズが合うかどうかは不明です。業者に頼んだところで、はて、ねじを外すことが出来るのか不明です。

なかなかに難しい状況です。

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