酒の名前が読めない

さて、「酒の名前が読めない」という話をツイッターで見かけました。

あるある(笑)。

「すみません、このほんきまさむねをお願いします」

「まじまさむねですね」

「…」

流石に本気と書いてマジと読む系の名前は稀ですが。日本酒は土地の古い名前や古い書物から名前をとってきたり、書家による題字がでーんとラベルに貼っていることが多いです。

「すみませんね、教養がなくて」

と酔が冷めちゃうよなラベル、多いですよ。でもねぇ、いいんですかね、それで。酔っ払いはその名前を覚えませんよ。翌日

「なんか難しい読み方のあれ」

となっちゃうのです。そりゃ全国的に有名になれば誰でも読めるようになりますよ。でも、言っちゃ悪いですが日本の酒って大半はそうじゃないでしょ。

商品名や屋号にそういう名前をつける感覚を疑ったほうがいいです。出されたものを消費者が唯唯諾諾と消費する時代じゃないんですよ。ちゃんと覚えてもらえる名前にしなきゃ、次は選んでもらえませんよ。

「こだわりが」「思いが」

そりゃあるでしょう。でもですね、行くところに行けば

キチガイ水」

などと呼ばれる商品なんだから。酔っぱらいにも読める名前、覚えられる名前にしましょうよ。

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