中国が台湾の農産物輸入禁止を一歩進めたことで、台湾が日本の国民に直接助力を求めています。
中国が9/20から台湾産釈迦頭とレンブ(蓮霧)の輸入禁止を突然発表しました。日本では馴染みがない釈迦頭は、台湾が生産量世界一、レンブはシャリっとジューシーで、どちらも栄養価が高い果物です。台湾農家が心血を注いだ果物、無駄にはさせません! 機会があれば、皆さんもぜひ試してみてください! pic.twitter.com/YLsCzOTfqc
— 鄭文燦 Cheng Wen-Tsan (@ChengWenTsan) 2021年9月20日
同様の輸入禁止はパナイナップルでも行われました。この時、日本国内の反中的感情の高まりや、もともとの台湾びいきもあって台湾産パイナップルの輸入が増えたという経緯があります。
中国が超大国としての自信をつけるにつれ、米国の存在感の弱まりもあって台湾への圧力はじりじりと増してきています。同様に日本への圧力も増えてきており
「日本には平和憲法があるから大丈夫」
という70年間続いた不思議な信仰も崩れ始めています。内から見ても外から見ても、日台同盟という明文化されていない同盟関係が当然のものとして認められているようです。
という、きな臭い話は実は前置きでして。上に挙げたツイートの絵がとても良いのです。私は釈迦頭もレンブも食べたことはありませんが、いかにもおいしそうだよなぁと感じます。
当然、どの国にも固有の嗜好があり、台湾の方がおいしいと感じるものを日本人がおいしいと感じるとは限りません。とは言え、先の台湾産パイナップルの時にも
「これほどおいしいとは!」
という驚きが広がっていました*1。今回もそういった衝撃が広がるのかもしれません。
もういっそ、台湾当局はCookPadに公式アカウントを作ってはどうでしょう。台湾の料理や食材の調理法をどんどん紹介したら楽しいことになりそうです。
*1:私は残念ながら食する機会がなかった