新卒プログラマの苦悩

Redditに新卒プログラマが悩みを投稿していました。

「今の仕事に就くことが出来た時にはとてもうれしかった。でも、今の仕事を楽しむことが出来ない。何度も先輩に助けを求めたが、自分の仕事を嫌いになり始めている。自分は何事もなしていない。どこにも参考になるドキュメントがない。辞めるべきだろうか」

失礼ながらぎゅうぎゅうに詰め込んだ英語で、お世辞にも読みやすいとは言えません。ほぼ全編愚痴ですが、ところどころに期待に胸膨らませていたにもかかわらず何事もなしていない自分や、不況下に仕事を早々と放りだそうとしている自分への苦悩が頭を覗かせています。ご本人の実直さがうかがえるようです。

 

この投稿に目を引かれたのは、彼あるいは彼女に対するコメントがどれも真摯なものだったからです。

やめるのに十分な理由だ。仕事を嫌っているなら、やがて大きなミスを犯す。

仕事をしながらほかのインタビューを受け、次の職を得てからやめてもいいのでは。

それがいい。今の仕事が嫌いだからといって、それは開発が嫌いということじゃない。

プライベートの時間に、同じ技術を使った違うことをしてみてはどうだろう。私はそうやって身に付けたJavaが一番得意な言語だ。

辞めるよりも職についたまま、やれるだけ勉強をした方がいい。今のご時世、職に就いていることは重要だ。

私はかつてプログラマで、その後違う仕事に就いた。私はあなたが失敗したとは思わない。大望があり、それをなしていないことを悔やんでいるようだが、重要なことはあなたが新しい技術を学び始めたということだ。職場の頼りになる人にアドバイスを求めてはどうだろう。

Javaは複雑だが、あなたは独りぼっちではない。あるいはほかの、もっと簡単なものから始めては?

投稿者がどの選択肢を選ぼうともそれをポジティブなものであると肯定するようなコメントばかりです。そのうえで、こんな選択肢もある、こんな考え方もある、と落ち着いたアドバイスが並んでいます。

自分が社会に漕ぎだしたときに躓いて悩んでいたことを思い出すと同時に、こういったコミュニティが維持されていることは素晴らしいことだな、と感じました。

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