AndroidスマホにはBattery Lifespan Extendearがお勧め

電子製品の中でひときわ難しいのが電源です。

特に電池ときたら手に負えません。アルカリ乾電池もNiCd二次電池も液漏れして機器を壊します。さらにリチウムイオン二次電池ときたら、満充電でも完全放電でも放置すればどんどん寿命が縮みます。電子製品の品質が向上した今、製品が「寿命」を迎える理由の大半は電池じゃないでしょうか*1

私はリチウムイオン二次電池の神経質な性質が大嫌いです。あれに気を使っていると自分がコンピュータの奴隷になったような気分になります。ですから、PCを使う時には必ずバッテリー管理プログラムを使い、満充電になる前に充電を止めます。

このブログでもThinkpadのバッテリー・マネージャーについて書いていますし、ThinkpadLinuxを使う時にはかならずTPACPIで閾値を設定しています。会社から支給されたDELLのLatitudeも90%で充電が止まるようにしています*2

さて、リチウムイオン二次電池を使った身近な機械と言えばPCよりもスマホです。ところがスマホには電池の充電管理をちゃんとする機種がほとんどありません。世の中の多くのユーザーが「バッテリーの膨張」で大騒ぎしているのに不思議なことです。

前置きが長くなりましたが、以前からスマホのバッテリーの過充電を防ぐ方法を考えていました。が、「下手な考えは休むに似たり」。結局、警告をしてくれるアプリに落ち着きました。

私が使っているのはこれです。

play.google.com

UIには多少まごつきますが、一度きちんと設定してしまえば、あとは設定をいじる必要はありません。

 Battery Lifespan Exenderの起動画面はこんな感じです。左上にメニューがあります。直近の3日で80%を上限に充電していることがわかります。

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起動時の画面

 メニューの中にはいくつか選択肢がありますが、私はCharging Limitsのみ使っています。Temperature Protectionも重要だということはわかるのですが、寒い日の早朝に部屋に置きっぱなしのスマホからバンバン警告を鳴らされても困るのでオフにしています。これは住んでいる地域に依るでしょう。

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メニュー

さて、肝心の充電値設定画面です。最大値と最小値を設定できます。

右下のNortify ONにチェックマークを入れれば制限値を超えた、あるいは下回ったときに通知してくれます。

通知の詳細設定は左下の歯車のアイコンで行います。

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充電制限値画面

 

現在はほとんど自宅で仕事をしているため、わかりやすいしっかりした通知ということで音楽を鳴らしています。

設定には少し癖があります。当初(鳴らすのは1回でいいや)と、Play onceに設定していたのですが、これは冒頭だけ音楽を流してさっと終わるため、違う部屋だと気づかないです。Repeatにするとそこそこ長い時間1回だけ演奏します。ちょっと選択肢の名前が適切ではないですね。

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通知設定

最近は高速充電によって充電時間が短くなりましたので、充電器に接続するとたいていは部屋にいるうちに充電量が制限値に達したと通知が鳴ります。そこで充電器から外すことで満充電を防いでいます。

充電中に充電量をいちいち気にしなくてよいので助かっています。

*1:特に根拠のない発言。

*2:DELLのソフトは非常に品質が悪く、90%で充電が止まるデフォルト設定以外は誤動作だらけだった。

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