Giviのパニアケース

前回のHepco and BeckerにつづいてGiviのパニアケースです。

 GiviのSV650向けフレーム*1は次の2つからなります。

Hepco and Becker(以下Hepco)では2つのキャリアを単独で使うことができましたが、その代わりに共用する場合にはアルミカラーを加工*2する必要がありました。

Giviの場合、サイドキャリアを単独で使うことはできません。なぜならば、サイドキャリアはトップキャリアに固定して使うからです。そのかわり、当たり前ですが共用できるかどうかに悩む必要はありません。

もうひとつ、サイドキャリアにはリア・ウインカーを後方にずらすためのパーツが入っています。これは、ナンバープレートの照明にウィンカーをマウントさせるものです。写真で観る限り十分広い範囲からウィンカーを見ることができるようですので、安心できます。

最後に取付方法です。トップキャリアの取付方法を説明書から抜粋します。

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Givi 3111FZの取り付け

見てのとおり、リアシートを通してボルトで吊り下げる点はHepcoと同じです。それに加えてボルトをリアシートの底板ではなく、シートフレームへ渡した押さえ板に吊り下げており、シート底板へ負担が掛からないようになっています。

まとめると、Giviの製品は

  • トップキャリアとサイドキャリアを取り付ける際に不安がない
  • リアウィンカーの可視範囲に不安がない

点で優れています。SV650はGiviの製品のほうが安心できそうです。

*1:単車ごとにあてがうことからフィッティングとも

*2:あるいは何らかの方法で入手

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