ギガバイトサイズのファイル送付

仕事じゃないのですが、どうしても2GBのファイルを相手に送らないといけない事情が発生しました。実は2年前、1年前にもあったのですが、それぞれDVDで送っています。
今年もそうすればいいのですが、キーを叩くのはおっくうじゃなくても封筒を用意するのはおっくうなので、巨大ファイルの送付方法について調べてみました。

Microsoft Live Mesh

完全無料でそこそこ信頼できそうなのはLive Meshです。MicrosoftのSkydriveは無料で25GBまで使えるストレージサービスです。このサービスはマイクロソフトのLive戦略のストレージを担っており、オンラインの写真サービスやオフィス文書説欄・編集サービスのストレージとして動作します。
Skydriveにはファイルサイズの容量が100MBという制限があります。しかしながら、ファイル同期サービスのLive Meshを併用すると、ファイルサイズの制限が無くなります。一方、Skydriveのうち、Meshに使えるのは5GBだけです。
ファイルの送信は、ローカルとの同期という形になりますので、Live Meshアプリケーションのインストールが必須です。フォルダを共有しておけば、相手はLive Meshをインストールしなくてもブラウザからダウンロードできます。
2GBというファイル・サイズを考えればこれがいいのですが、実は1年前、相手がLive Meshのインストールに挫折したのであきらめました。便利だと思うんですが。そのときはファイルのリンクを教えてダウンロードさせる方法を知りませんでした。

Drop Box

DropBoxはファイル同期サービスです。
同期ベースなので相手も同期アプリケーションをインストールする必要があるのが欠点です。あと、一般会員が無料で使えるのは2GBまでなので、今回の用途では使えません。
有料版は$99/年

Ubuntu one

Ubuntu Oneも同期サービス。
無料で5GBまで使えるのですが、相手も同期アプリケーションをインストールしなければならないのは他と同じです。だったら、受け取る側が同期アプリケーション不要でも大丈夫なLive Meshのほうがいいです。
Windows版は使い勝手がいまいちという声を聞きましたが、具体的にどうなのかは知りません。

Yahoo Box

Yahoo Boxは同期サービスではありませんが、巨大ファイルのアップロードには専用アプリケーションのインストールが必要です。一方、ダウンロードはブラウザだけで大丈夫です。
無料版で5GBまで、ファイルサイズ制限はありません。一方、わたしはYahoo Premium会員*1なので、自動的に50GBまで無料で使えるようになりました。
相手がYahooのアカウントを持っており、かつ自分が50GBコースの会員ならば、フォルダ共有ができます。ただ、相手からすると面倒でしょうね。ファイル単位の公開設定を行って、相手にリンクを送り、ブラウザからダウンロードさせるのが簡単でしょう。

Google Docs

Google Docsは本来オフィス・アプリケーション用のストレージですが、オプションで小容量ネット・ストレージとして使用できます。ただし、年間たった$5で、20GBまでストレージを拡張できます。

まとめ

Windowsを使っていて5GBくらいまでのファイルを相手に送りたいが、相手がアプリケーションの導入や設定に躊躇する」場合は、

  • Windows Live Meshを使ってアップロードしたファイルを公開し、メールでリンクを相手に教える
  • Yahoo Boxのアプリを使ってアップロードしたファイルを公開し、メールでリンクを相手に教える

のがお奨めです。ただし、いずれもセキュアとは言えません。基本的にURLさえわかれば誰からでも見えるからです。
どうしても他者に見られては困るのであれば、Live Mesh は相手が Windows Live アカウントさえ持っていればセキュアに共有できます。Yahoo Boxの場合、自分が50GBコースの会員で、かつ相手がYahoo Boxを使っているならばオンライン・フォルダ共有を使ってファイルを安全に共有できます。いずれの場合も受け取り側に専用アプリは不要です。

*1:オークションの決済用に入会した

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