ポメラとアンドロイド

テキスト入力専用端末、ポメラが大ヒットだそうです。

発売開始から半年で3万台。卸値はわかりませんが、ざっくり5億円くらいの商売でしょうか。キングジムの業績を見るとここ数年下がり傾向で2008年は280億円くらい。単一新製品が半年で5億円なら堂々たるヒット商品扱いでしょう。
小さな市場ですが、テキスト入力だけでいいから瞬間起動してほしいという層は確実にいます。重要なのはキーボードが使えることで、私の場合テキスト入力速度は手書きの倍以上になります。なので、ノートを開くのと同じ時間で準備出来るキーボードがあれば、ほしくなるのは人情。
そういう期待感もあって、アンドロイドPCには期待しています。今年のComptex Taipeiには、アンドロイドを使ったネットトップPCが多数現れました。

以上はIntel AtomQualcomm Snapdragon ( ARMコア )を使用したものですが、NVidiaTegraベースのPCもAndroidoを採用しそうな気配です。

どうなりますか。
NetTopが出てきたときに言われたのは、「外出先ではメールとWEBが使えれば十分」ということでした。クラウド・サービスの普及で、多くのサービスがサーバーベースになり、どこに行ってもおなじサービスを使えます。また、Microsoft ExchangeはOutlookと変わらないメール・クライアントをWEBベースで作り出します。オフィス文書も閲覧だけならGoogle Docsだけで十分ですし、必要ならOpen Officeをインストールすれば済みます。
だったら、Androidoで十分だよね、ってのは割と普通の発想だと思うのです。現在NetTopは普通のノートPC同様フルスペックにシフトしているようですが、そう言う大艦巨砲主義の逆側のThin Client端末は起動の速い端末のほうがいいでしょうし、使う方も気が楽です。10秒程度で立ち上がる「ほぼPC」って需要あると思うんですけどね。
かつてPalmは単三電池2本で長時間持ち、電源オンで即使える機動性が評価されて爆発的に売れました。Android PCはどうなるでしょう。

/* -----codeの行番号----- */