26 とらドラ スピンオフ 2

本人の意気込みとは別に、視床下部のあたりに「まじめな本なぞ読みたくねぇ」ホルモンがどばどば放出されているようで、買い置きの宇宙論本が手に付きません。
これが去年までなら月曜日はジャンプ、水曜日はサンデー、マガジン、木曜日はモーニングと漫画のはしごで余裕で切り抜けられたはずです。が、悲しいことに今年に入って始めた乱読活動のせいか、シャブ中が白い粉をほしがるように、活字が恋しくてなりません。もっと活字を。紙で。キオスクの前にいってもサンデー以外の漫画に手が出ない始末。
仕方がないので「とらドラ！」本編2周目を電車でむさぼりつつ、短編購入。

とらドラ・スピンオフ2! 虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)

へー、ほー。ちょっと前まで作品をネタにしたサイド・ストーリーはSSとかいって*1狂信的読者が作る者でしたが、今時はスピン・オフと称して筆者が書くようです。
というわけで中・短5編。後半ラブコメの皮を脱ぎ捨てて青春小説化した本編の、往年の寺尾の突っ張りのような怒濤の展開は無いものの、「あはは」と笑える話の詰め合わせです。
本編全部読んだ人向け。

*1:外国のオタクは"SS"とかいう物騒な略語をどうあつかっているのだろうか。ここだけ日本文化スルーだろうか