デュアル・セル 3.3V

古き良き「みんなの科学」時代は、単三電池4本直列で5V TTL ICを動かしていました。何とかなるものです。これが3.3V時代になるときついんですよ。単三電池2本直列って、公称3.0Vだし、しかもだらだら落ちていきます。おまけにエネループは2本で2.4V。
3.3Vで動くICに乾電池から電流を供給するなら、3本使いにしてLDOで落とすか、2本使いにしてブースト・コンバーターで昇圧することになります。で、昇圧用のICをさがしてみました。一番よさそうなのはこれ

ピン数も外付け部品も少ない上に、上は5.5V入力まで耐えます。今はもう生産が縮小されていますが、初期電圧が1.7Vあったオキシライドを2本直列で使っても大丈夫。おまけに2.0V入力時に150mA以上取り出せますから電池をほぼ完全に使い切れます。1V入力時でも60mA取り出せますので小電流用途なら1セルでもOK。いいICじゃないですか。
Digikeyで単価375円とお高いのが玉に瑕ですが、小さな基板を5枚くらい作っておけば、この先10年くらい工作には困らないように思います。

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