石破茂が面白いことを言っているのだけど

前空幕長の解任の件。
靖国の話なんかはしごくごもっともです。とはいえ、「私人として来ました」なんてのはチャンチャラおかしい。さて、この件。

制服組はもっと世間の風にあたり、国民やマスコミと正面から向き合うべきなのだ、それが実現してこそ、自衛隊は真に国民から信頼され、尊敬される存在になるものと信じているのです。

正論に聞こえるんだけど、現状認識がどうもね。制服組が世間の風に当たっておらず、国民やマスコミと正面から向き合っていないから信頼されず、尊敬されていないんですか?
因果が逆ですよ。
因果が逆だから国民から正せ、自衛官は何もしなくてもいいという論議にはなりません。が、いまや90年代の女性週刊誌並みに、誰彼かまわず白痴バッシングを行うマスゴミ自衛官が正面から向き合う姿ってのがどうも想像できません。
銃持って?だったらわかります。
とはいえ、日本人は平時にもかかわらず軍隊をワーキングプア状態に置きつつあるという恐怖の状況はもう少し知られてもいいと思う。そういうのはマスコミがもっと広めるべきなんだけど、マスゴミだしね。
追記:
本当に書きたいことを書くのを忘れていました。シビリアンコントロールについて。まず、一部マスコミがシビリアンコントロールの危機とか言っていますが、それと解任の件は別であることは気をつけておくべきです。
母神前空幕長は、自分の職名を名乗って論文を出していますが、常識として論文に職名を出す場合には組織の意見を代表します。そして組織の活動の一環として論文を提出します。それを踏み外した場合組織から罰を食らうのは当然で、彼の場合、幕僚と言う立場を考えれば解任は重過ぎません。
次にシビリアンコントロールですが、これは思想統制ではないってことをみんな忘れてますよね。職務としての意見は統制されますが、個人の思想までは*1管理されないってこと。それが漏れることはありますがな。日本の発狂メディアはそういうことまで気が回らないでしょうけど、情報を受け取る我々まで振り回される必要はないですよ。

*1:建前は

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