C#でオーディオ処理?

PCで実験的なオーディオ信号処理というとScilabを使うのが順当ですが、どうもこうあまりに会話的過ぎるのが肌に合いません。自分の最初の言語がPascalなので、非スクリプト言語的な刷り込みがなされているんじゃないかと思います。
そういうわけで、ファイル入出力ができて使い勝手のいいコンパイラ系言語というと、今の私は断然C#です。C#で信号処理をするというのは、とても変態的なことです。そもそも19日にも書いているように、この手のJITコンパイラ系、あるいは中間言語系の処理系で満足な信号処理速度が出るとはこれっぽっちも思ってはいません。
が、C#はジャグ配列でステレオ信号を分離したり、左右一緒に扱ったり、これでもかと言うほど存在するライブラリ群で手抜きプログラミングをしたり、配列長などのプロパティを有効活用してパラメタの数を減らしたりと、非常に強力な記述力を持っています。かっちりとしたスタイルと記述力を両立しているのがいいです。
C++は速度としては文句がありません*1が、ヒープの扱いが面倒ですし、ライブラリが貧弱です。さらに、C譲りの不可解な型記述などがあって、PCでは使いたいと思わなくなってしまいました。
話が飛びましたが、WAVファイルの入出力クラスやFIRフィルタクラスがあっさり書けました。いい気分です。

*1:FIRフィルタを書いたところ、MACカーネルが10命令くらいだった

/* -----codeの行番号----- */