勘違い!勘違い?

観測所雑記帳より、「最初のころよくある」勘違い

1. 惑星は望遠鏡がないと見えないと思っていた。
 星を見はじめる前の話です。こう思い込んでいる人は少なくないはず。

もう時効かな。10年チョイ前に単車で北海道に旅行した際、開陽台のキャンプ場に連泊しました。盆前で月が出ていなかったこともあり、星空を流星が次々に流れる様が壮観でした。
さて、そのとき、隣にテントを張ったのがいわゆる「変人」の部類に入る人でした。30過ぎて単車で旅行する私も変人ですが。いいおじさんでしたが、大きな音でラジオを鳴らす、夜遅くまででかい声でしゃべる…。
さて、そのとき空に赤々と輝いていたのが火星。そのおじさんと夜しゃべっていたおじさんが空を見上げて。
「明るいですね、あれは火星ですか」
(そうだよ)
すると、その変なおじさん、きっぱりと。
違います。火星は肉眼では見えません
(おいおい)
「そうなんですか」
(信じるなよ)
「間違いないです。中学校で技術*1を教えている私が言うんですから」
技術立国日本の凋落を確信したのはこのときでしたね。一日200ビューの当ブログをご本人が読んでいるなど間違ってもないとは思いますが、もし読んでいたら、センセー、あのとき「ラジオがうるさいから消してくれ」と言ったのが私です。
ところで、リンク先の「勘違い」ですが、あとの二つを初心者ならではといわれるとつらいです。小学生のとき読んだNHKブックスも原色百科事典も「超新星は星の最期」とはっきり書いていましたし、ラッセル図見ると黄色が壮年期って思っちゃいますよ。よもや白色矮星が望遠鏡で見えるなんて思わないし。

*1:理科だったかも。だとするともっとひどい

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