F-111

以前紹介したDuxfordのF-111です。

背中に続き、コックピットの写真も披露します。天測装置を期待したのですが無かったので写真に入っていません。銀色のカーテン状のものは、たぶん閃光対策。

大重量の機体を支える頑丈な脚。コンパクトにたためるよう工夫しているようです。

F-111は時の政府の方針で軍にコスト削減をもたらすために空海両軍で使うよう仰せ付けられて開発されました。結果、あれもこれもと盛り込みますので重量過大になり、結局海軍がさっさと抜けて期待された量産効果どころかコストアップに悩むことになりました。
一方で、ターボファンエンジン、天測による自動航法装置、2名並列のモジュール型コックピット、可変後退翼などを装備した本機は低空侵攻能力を持つ長距離攻撃機と言う非常に特殊な能力を身につけることになります。悪く言えば隙間なのですが、こういう能力を持った攻撃機は稀有なため、登場時は悪しざまに言われたにもかかわらず長期にわたって任務に就いていました。
コックピット横にある爆弾のマークは、おそらく投下した爆弾か実線参加の数でしょう。この機体がイギリスに駐留していたのなら、トリポリ爆撃に参加したのかもしれません。

/* -----codeの行番号----- */