これでいいのかNHK?

NHK番組、「探査機“かぐや”月の謎に迫る〜史上初!月からのハイビジョン映像〜」を見ました。放送前から勝手に興奮していたのですが、なぜか放送が始まると登場したのは稲垣メンバー
(え゛)という、私の心の声を無視するがごとく、あれれれ?とう雰囲気を振りまいた番組でした。あまり思い出したくないので重箱の隅をつつくようなまねはしたくないのですが、司会の桂文珍とアナウンサーの息がまったく合っていないし、アポロの元飛行士とのインタビューは同時通訳が聞き取りにくい上に信じられないほど唐突に文珍がぶった切るし、ゲストのコメントは別に月の謎に迫る上で必要ないし、開発者はあがってとちるし*1、ぜんぜん生放送である必要のない番組が、生放送の悪いところまみれになっています。おまけに、「月はなぜ同じ面を地球に向けているか」に関しては、あまりに端折りすぎて誤解を招く内容*2だし、今回のプレスで毎度感じたことですが、「史上初ハイビジョン映像」を、強調しすぎです。
かぐやから送られてきた映像は、もう、文句のつけようがありません。うっとりしながら見るのですが、すぐにスタジオに戻ってグダグダを見せられるので興ざめです。なんかこう、すごく嫌なものを見た気分です。なぜ、きちんとした編集を施した番組にせずに生放送にしたのか、まったく意味不明です。
別の意味で目くるめく映像の数々でした。

*1:残業である。どうせギャラは出ないし踏んだりけったりではないか。

*2:月が同じ面を見せる理由については、潮汐力によるブレーキ効果をきちんと説明すべき。その上で「なぜ、この面を向けているのか」を質量分布の偏りとして仮説を紹介しないと、おかしなことになってしまう。

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