「かぐや」が地球の出を撮影

地球の出、といっても月から見たら地球はほとんどその位置を変えませんから、本当に月の地球の出を見ようと思ったら地球から見た月の西あるいは東の地平線あたりに陣取って辛抱強くするしかありません。そのあたりでは秤動の影響により1ヶ月周期で地球の出、地球の入りを見ることができます。
今回「かぐや」が撮影したのは軌道上を運動するかぐやが(地球から見た)月の裏側から表に移動するときに地平線から地球が昇る様子です。

動画も公表されているのですが、アクセスが殺到しているのか見ることができません。むしゃくしゃするので前回同様クレーターの名前を入れてみました。写真は上記プレスリリースで発表されているものです。

Plaskettは、月面地図の上では完全に「裏側」になりますが、秤動によってかろうじて見ることができます。Rozhdestvenskiyは、北極点からその直径ほども離れていません。北極点は写真ではRozhdestvenskiyの向こう側あたりにあります。
RozhdestvenskiyやPlaskettのように、内部が平坦になったクレーターは、見方によっては円形の壁に囲まれた平原のようにも感じられます。そこで、こういった地形を壁平原と呼びます。壁平原は大型の隕石が落下した跡に内部から溶岩が噴出し、埋めたものだと考えられています。

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