最近、椎名高志がサンデーで自分の連載の扉絵に4をコマを描いています。いやはや、今週号は笑いました。ツンデレに生死をはさむか。もともと椎名高志は担当に送った年賀状の4コマがいい感じだたので、「Dr.椎名の教育的指導」という４コマ漫画で週刊サンデーにデビューを飾っています。単行本化もされているその４コマを読むと、ギャグの一言で片付けるのが惜しいほどのブラックユーモアのオンパレード。それも、可笑しな落ちなのになぜか心の汗が流れそうになるような切ない話の数々です。
たぶんに大阪出身と言うことが影響しているのだと思いますが、悲劇と喜劇の間にある紙一重の薄さを生まれながらに知っているのではないかと思わせる、まるで人の胸に刃物を突き刺すような泣ける笑いが持ち味でした。
代表作の「GS美神」が終わってずいぶんたちます。残念ながらかつてのファンをうならせるような連載はまだですが、今回の４コマは復活を予見させるような泣けるお笑いでした。
がんばれ椎名。
