アカウントをとって見た

Microsoft Office Liveのアカウントを取得してみました。
Office LiveはMSN Hotmailを再構築して、ビジネスツールを追加したものです。また、小規模企業で使うことを考えているので、ドメイン名を取ることができます。たとえば

取得したアカウントは、Office Live Essentialです。現在ベータ中で無料。米国では月額$19です。ひとつ下のグレードのOffice Live Basicは、ベータ終了後も無料です。あえてEssentialにしたのにはもちろん理由があります。Outlook connectorです。
Outlook connectorは、手元のOutlook2003/2007とOffice Liveサーバーを接続するツールです。これを使うと、

  • メール
  • 連絡先
  • 予定表

を、Office Liveサーバーと手元のOutookの間で同期できます。つまり、705NKを含めて次のような系を構築しようと考えているのです。

Office LiveOutlook 2003 ⇔ 705NK

この三者を自動同期させることで、外出先では705NKでスケジュールや電話番号の確認を、ネットが使える環境ではOffice Liveでメール、スケジュール、電話番号の管理を、自宅ではOutlookでそれらの操作を、と考えています。
一般的にはこの手の話はサーバーを中心にすべきです。そうしておけば、長期出張中も705NKとサーバーの同期を維持できます。

705NKOffice LiveOutlook

探せば705NKOffice Liveに接続するツールも見つかりそうですがパケット代が青天井になるので個人利用では現実的ではありません。Nokiaの携帯にはE90E61、最近発売のN81のようにWLAN内蔵のものが多くあります。そういったデバイスであればOutlookを介さないほうが柔軟性が広がるでしょう。
話がそれました。
昨晩一番上のようにOutlookを中心とした構成で組んでみました。私がOutlookにこだわるのは、その強力なインターフェース能力を買っているからです。Outlookも97の頃はそれはそれはひどい出来でしたし、今でもメールをツリーに出来ない*2など欠点があります。しかし、このツールはExchangeサーバーのクライアントとして使うと、がらりと印象が変わります。Office Liveでもそのあたりの変身があるのではないかという期待があります。
さて、アカウントを取得し、早速Outlook Connectorをインストールしてみました。酔っていたので(あはは)幾分手間取りましたが、基本的には一本道です。すんなりセットアップできます。
Outlook Connectorを導入すると、Outlookの画面左側にはOffice Liveのアカウント名が現れ、その下にツリー上のフォルダが表示されます。このフォルダ群はPC上にローカルに保存されており、Office Liveのアカウントと同期が取られています。
実際にOffice Live上に新しいアイテムを作ったり、Outlook側にアイテムを使って同期の試験をして見ました。すると、数分程度の遅れはあるものの、きちんと同期がなされることが確認できました。Exchangeサーバーの場合、同期は一瞬です。Outlook ConnectorはExchangeサーバーの同期プロトコルとは異なる方法をとっているのでしょう。
なお、Outlook Connectorの導入に伴い、705NK のPC Syncの設定も変えなければなりません。これまで「個人用フォルダ」と同期を取っていましたが、Outlook Connector導入後は、Office LiveアカウントがPC Syncの接続先選択肢に現れますので、そちらを選びます。
まだ小さな引っかかりがありますが、今のところは好感触です。もう少しつつきまわして、MSN Hotmail Premiumとの違いや、アカウント間のスケジュール参照についても調べなおしてみます。

*1:実際に取得したものはこれとは異なります

*2:やる方法はあるが、制限が強い

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