サンダーボルト

第二次大戦のヨーロッパにおけるアメリカ戦闘機といえば、これ。P-47サンダーボルト。

でかいです。何しろでかい。手に入る最大のエンジンを搭載したらこうなりました、という、後のアメ車の未来を予言するような機体でした。嫌がるパイロットも多かったそうですが、何しろ航続距離が長い上に意外に空中戦に強いため*1、活躍の場が多かったとのこと。発の本格的戦闘爆撃機としても知られています*2。的がでかいので被弾も多かったようですが、いくら撃たれてもなかなか落ちず、その上胴体着陸をすると重いので畑*3に深々と溝を掘るだけでパイロットがけろっとした顔で降りてきたなんて話もあります。
で、エンジン部分。

エンジンが精密機械だということが分かります。惚れ惚れする作り。
巨大なサンダーボルトを支える脚。フルボトムしています。プロペラに隠れているのは12.7mm機関銃4門。両翼合わせて8門というとんでもない火力です。

写真右下に見えるのはオイルパンです。どの展示も少しずつオイルが漏れているため、こうして跳ねないように受けています。

*1:想像通り急降下が速い上、エンジンに物を言わせて急上昇も強かった

*2:戦闘爆撃機が「本格的」ってのも変だが

*3:ヨーロッパ戦線は胴体着陸の場所だけは困らなかった

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