やはり年をとると表に出るべきではないらしい

年をとるというのは、人間的にも能力的にも円熟味を増していくことです。上手に年をとれた爺さんと言うのはかっこいいし、小さな店の番をしている婆さんも実に美しく働いていたりします。
が、それが誰にでもできるかと言うとわからない。特に大御所となって持ち上げられている人は、長年ヨイショされるためか、世間からでっかくずれてしまう事があるようです。それが、自分の近しい間、「こまったな」と思いつつも恩があったりまだ利益があったりでヨイショしている人の間であればかまいません。
身近な人にちやほやされて勘違いしたまま老いた人間が、突然大勢の前に出てくると、これはもう醜怪の一言です。
一方でどうも自分の社内での立場もそんな感じかもしれないと思うこのごろ。口は出さなくていいから仕事だけ手伝え、と言う座敷牢のような仕事も回ってきます。
身の振り方を考えたほうがいいかもなと、耳毛爺さんを見ながら考えるアル冬の終わりの日。

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