ヤマセミ

今日の放送は北海道のヤマセミ。凍るような冷たさの冬の千歳川にダイブして魚を取るシーンを中心に、生活や漁、春に始まる繁殖などが紹介されます。
圧巻はやはり漁です。縄張りの中のお気に入りの枝を探し出して撮ったのだと思いますが、これでもかと言うアップの連続です。そのアップの画面からひょいっと飛び出して川に飛び込んでくるのですが、戻ってくる早さにはまったくあきれました。画面から消えて魚を咥えて戻ってくるまで2秒くらい。
水面に突入する瞬間は言わずもがな、どうやって撮ったのか水中で魚を捕るところまできれいに撮影されています。透明度に限界のある水中ですからある程度寄らないと撮影できないと思おうのですが、いったい仕込んだカメラを警戒しなくなるまでどのくらいの時間をかけたのでしょうか。
先日id:QianChongさんに紹介された「プラネット・アース」でもそうでしたが最近は被写体の動物はもちろんのこと、カメラワークに気が向く事が多くなりました。
(いったいこの映像は、構想から始まって実際の撮影、編集までどれだけ時間をかけたんだ)
と思うことが多いです。とくに相手は生き物です。それも人が行かないような所にいたりします。年に一度しかない行動を起こしたりします。狙って撮るということを考えるとくらくらします*1
話がそれましたが、ヤマセミ。北海道に居残って冬の寒さに耐えた分、戻ってくる鳥より一足先に繁殖シーズンが始まります。雌に魚を与えて気を引く様子がいじらしかったです。

*1:Qさんお勧めの冬虫夏草の映像はすごかったです。ロケ前に映像のコンテを書いて、ジャングルの奥地で冬虫夏草に合うたびにモーション・コントロール・カメラを動かしたのでしょう。全く気が遠くなります

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