冥王星降格

IAUで議決が行われ、冥王星が惑星から降格されました。

可決された定義は、太陽系惑星を(1)自らの重力で球状となる(2)太陽を周回する(3)軌道周辺で、圧倒的に支配的な天体――と定義した。水星から海王星までの八つが惑星となる。軌道周辺に同規模の天体があり、3番目の条件を満たさない冥王星は惑星から外れた。

採用された定義で重要なのは「軌道周辺で圧倒的に支配的な天体」であることと言う点でしょう。それ自身が掃除機となって近傍軌道に大きな天体の存在を許さないような天体でなければなりません。冥王星は似たような軌道に似たような大きさの天体が存在するため、惑星ではないということになりました。
木星と同じ軌道を、太陽から見て木星より60度離れた位置で公転するトロヤ小惑星群と言う天体がありますが、これは木星より圧倒的に小さいため、木星が軌道を支配していることに変わりはありません。
とにかく、小望遠鏡で見えない太陽系の惑星がなくなったことで、巨大望遠鏡にコンプレックスを抱かずに済むようになりました。民主主義バンザイだな(をい

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