飛んで火に入る夏の虫

話題のニュース。ある意味、昨今の子殺しよりずっと怖いです。

トヨタ自動車系列の販売会社「大阪トヨペット」(大阪市福島区)の社員が、4月に施行された公益通報者保護法に基づいて設置された販売会社グループの通報窓口に、「販売手法に不正な点がある」と内部告発した直後、同社から自宅待機を指示されていたことがわかった。窓口を務めた弁護士事務所から告発者の氏名が同社に伝わっていたという。同法は自宅待機を含め、告発者への不利益な扱いを禁じている。

要約すると、

  1. 大阪トヨペットが社内に、自ら不正告発用の窓口を設置
  2. 窓口は外部の弁護士が担当
  3. しかし、弁護士は会社に告発者の氏名を通知していた

なんかこう言葉に困りますが。ありですか?会社と弁護士が結託して密告者狩りをやっていると指弾されても言い逃れできません*1
今後大阪トヨペット、ひいてはトヨタ内部で不正告発を行う社員は現れないでしょう。正義感を持って仕事を遂行するとバカを見る会社だとわかったのですから。不正をする側もそれを見越して大手を振って活動できるわけです。たとえば顧客の不利益になることが、自浄作用によって阻止されるということは消費者側からも期待できません。隙を見せればどんなむしり方をされるやら。
車を買うならVitzPriusと思っていたのですが、だいぶ気持ちが萎えました。

*1:よくある、釣り針を前に考え込むクマのAAを張りたかったのですが、うまくいきませなんだ

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